二十一章 幕間劇
祝言後の俺達×光璃との初夜
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なかったと。光璃自身も俺の事は阿弥陀如来の化身だと思っていたと。あと書状について、謝ってたけどな。化身かと思いきや本物の神様だったから、誇りを傷をつけて甲斐を滅ぼす要因になったと。でも俺はもう許しているから平気だと言った。
「とまあそんな感じで、甲斐に来て鬼退治をしてゼットンを倒して、今に至るという感じかな」
そう言ったら、光璃は満足したかのように、ため息を一つ。
「・・・・・おわり?」
「とりあえず長くなりそうだったから、短く終わらせてみた。本当なら長くなるところなんだけどな」
「そう・・・・。もうちょっと、聞きたかった」
「俺らの初夜もあるからな。短く終わらせてみたのさ」
今夜は俺と光璃の初夜で、大切な夜でもあるからな。それと光璃の初めてをもらうわけだ。本当はもっとデータの量は半端なくあるけど、詳細なことや知ってほしい情報とかもある。
「とりあえず俺の話はお終いだ、次は光璃の番だよ」
「・・・・光璃は、面白い話・・・・ないよ?」
「何でもいい。俺も光璃の事は情報として知っていたけど、本人と話せるときはあまりないからな。だから光璃の事を教えてほしい」
情報はあるが、実際に会ってみて違うところとかもあったし。
「光璃は、ずっと甲斐にいたから。駿河も、四国も、東北も西海道も、知ってはいるけど・・・・何も知らない。それに・・・・光璃、何かを話すの・・・・上手じゃない。夕霧も美濃たちも、分かってくれる。でも・・・・光璃は、考えてる事の、ちょっとしか・・・・言えてない。それでも、いい?」
「もちろん。先ほど光璃も言ってたろ?俺のした事ではなく、思った事や感じた事を知りたいと」
どこか不安げな様子の光璃も、その言葉にこくりと小さく頷いて・・・・上げた顔は、少しだけ安心したようだった。
「俺も知りたいのさ。光璃が今まで何をしてきたのか・・・・何を考え、感じてきたことを。話の上手い下手は関係ない。光璃の事を少しでも理解して、好きになりたいのさ」
「好きに、なってくれる?」
「なるよ。光璃も俺の未来の奥さんになるわけだから、そのための努力は惜しまないつもりだ。それに光璃の周りもそう言っているのさ」
言いながら翼と目の色を変えたと思ったら、周りにいた神々に精霊たち。光璃の周りに飛んでいたり、頭の上に乗っていたりと各神仏や精霊たちは自由にしていたけど。そいつらを見えるようにしてから、翼と目を元通りにしたら消えた。元の場所に戻ったようだったけどな。
「一真は・・・・何が知りたい?周りにいた神々はなんて言ってた?」
「俺、ねえ。ああそのことなら、光璃のお家流の出力を上げたと言ってたな。あれは神々ではなく、武田家の守護霊みたいなもんだったし。俺が聞きたいのは光璃の妹
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