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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十一章 幕間劇
祝言後の俺達×光璃との初夜
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ていた。俺に何か聞きたい事はあると言ったら、たくさんあると言ってた。そして一つずつ答えていったけど、行為自体をするのはこの後だなと思った。光璃は何となくだけどやはり恋と似ているところがあると思ったけど。

「で、俺が創造している間に、川並衆がいてくれたおかげでどうにかなった。まあ俺の部隊を使えばよかったけど」

「川並・・・・蜂須賀小六の取り巻き衆?」

スマホで過去のデータを見ながら俺の話を聞く光璃。短い相槌や質問もあったけど、一つずつ答えて言った。

「ころとの関係を知っているということは、川並衆の正式名称も知っているの?」

「知っている。・・・・蜂須賀小六は?」

「現在越後にいる。一真隊の重鎮として、隊を預かっている」

今の一真隊を一葉や梅に任せていられるのは、ひよところである古参が一番大事なところを押さえているからな。

「・・・・そう」

光璃の呟きに混じるのは、どこか残念そうでしょんぼりとした様子だった。噂に聞く蜂須賀小六に会いたかったのだろう。

「夕霧のことはあまり責めないでくれ」

「任せたのは光璃。夕霧の判断は、光璃の判断」

「まあそうか」

光璃の真意を知っていたら連れてきてたかもしれないが、あの場で知らなかったのは夕霧もだけど。一真隊の同行者を絞ったのは、夕霧の最善の判断なのだろうと俺は思う。俺が同じ立場だったとしても、きっと夕霧と同じ判断をしていた。

「それより・・・・小六の事、聞かせて」

「ころの事?」

「そんなにかわいい?」

「かわいいよ。これを見れば分かると思うけど」

スマホに保存してある写真データの中からころの写真を出した。まあこれもある意味光璃にとっては驚きかもしれない。写し絵みたいな感じだし。ころは一真隊が大きくなってからは影が薄いとか気にはしていたが、解決済みだしそれがころにとっての一番の魅力はころ自身が気付いていないことだ。

「会ってみたかった」

「機会があれば紹介はする。ころは畏まった席は苦手だから、そういう場じゃないとこでな」

「楽しみにしてる」

あの武田晴信が会ってみたいという事が知れたらきっとパニックを起こすだろうな。

「で、鉄砲足軽が来たからその鉄砲の銃口に向けて撃ったのさ」

墨俣の件から流れて今は詩乃を救出したときの事を話している。稲葉山城の頃だな。

「どうやって・・・・撃ったの?」

「どうやってって言われてもな。そういう事を知っていたからさ。もう一度やれといわれたら出来ると思うよ」

光璃は事件そのものは知っていても、俺が何を考え、どう動いてからのどう感じたのか。それを中心にして話している。

「光璃は無理だと思う。そんな技術は武田の鉄砲足軽でもない技術だから
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