二十一章
ゼットン強襲×祝言の条件
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言う。
「そこをどくでやがる。このお方は一真様でやがりますぞ」
「ですが、典厩様!我らが知っている一真殿とは大違いの姿。どくわけには参りません!」
「・・・・・そこをどく。その人は一真」
と光璃まで言ってきたので、渋々どいてくれた四天王たち。そして、我は翼を動かしてから席に座った。そして指を鳴らすとそこで死んでいた者が光出したかと思えば起き上がる武士たち。そして現状が分からないまま蘇らせた者たちは部屋から出て行った。
「ふう。まったく無駄な命を散らすとは何という事だ。三河とあまり変わらんではないか」
「・・・・・一真?」
「ん?ああ。そうだ。俺いや我は織斑一真であり、この姿は神の姿だ。そして我の神の名は創造神だ。お前たち人間を創ったのも我だ」
「そ、そ、そ、創造神だと。あたいは信じられるかよ!神なんて存在しないじゃんか」
「黙れ!小娘が!」
といって覇気と殺気をオープンした。すると先ほどの鬼退治のときと同じなのか、みるみる内に顔が青くなっていく四天王。そして覇気と殺気をクローズしてから大天使化を解いた。金色から黒い服装ではあるが良く見る姿だった。
「一真様。先ほどの数々のご無礼、お許しくだされやがれです」
「もういいよ。過ぎたことだ。それより何だっけ?『婚姻の事ですよ。一真様』ああ、そうだったな。それについて説明してやろう。俺には禁裏の妾状があるのは知っているそうだけどなぜだと思う?」
「・・・・一真には妻がいるから?」
「まあそうだな。本来なら俺を無理やり正室にすると思うのだが、俺にはすでに結婚している身であり、ここでいうなら正室がいる。そしてここには側室と愛妾がいる。沙紀が側室なわけだ。でだ、なぜ久遠も一葉も美空も愛妾なのか。不思議だと思うが、俺の正室は一人で十分なのさ。それに俺の事あまり知らないだろう?」
「・・・・・知っている。でもほとんど知らない。姿と名前だけ」
「そうだろう。それに俺は光璃の事をよく知らない。それでは愛妾にしても意味がない。こういうのは互いの事を知る必要がある。そう思ってくれるのであれば俺はその杯を受けてもいいと俺は思う。ただし愛妾だぞ。正室はダメだし、側室もダメだ。そこにいる俺の恋人と同じになるのならしても構わんさ。それが俺の条件だ」
「・・・・・・・・」
しばらく黙っているが、やがて口を開いた。
「・・・・一真の事を知りたい」
「それはどうしてだ?理由を言え」
「・・・・光璃の知らない、色んな事を知っている。そう・・・・思うから。・・・・だから知りたい。・・・・教えて?」
嘘をついている訳では無さそうだ。真っ直ぐに俺を見るその瞳の中にあるのは、好奇心に見えた。
「それなら最初からそう言えばい
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