二十一章
鬼との戦いの前×大天使化による戦い
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てとかいい度胸しているじゃねえか。で、行ってしまったがそちらは夜叉とISだからな。まあ苦戦はするだろう。中級クラスで喋るようにしてあるしな。
「では、私たちも急ぎましょう。早く戻らねば、鬼が人里に着いてしまいます」
「まあそれについては大丈夫だ。今俺の部隊の人間が牽制させてるみたいだし(本体の俺が)」
と謎の言葉を言った俺に晴信は首を捻っていたが、馬に乗って来た道を全速で引き返す。なんか武田家の騎馬のペースは速いな。
「綾那たちは大丈夫か?」
「大丈夫ですよ!夕霧よりも速くないです!」
「そうですね・・・・。この位なら、何とか」
「まああれは速いもんな」
夕霧はめちゃめちゃ早かった。バイク並みだったけど、おそらく全力出したらバイクの方が勝つだろう。
「たぶんそれは、かなり加減があったと思います。いつもは春日も兎々も、もっと早いですから」
「・・・・そうなのですか」
あれで加減ありか。本気の武田騎馬軍団というのは見てみたいが、今はいいだろう。
「一真様!見えてきたですけど、誰か戦っているです!」
やがて綾那が指差したのは、森の一角だった。森の中には異様な黒い影と剣を持った俺本体がいた。俺本体は銃で牽制しながらだったけど、俺分身体が到着したら牽制をやめてこちらに近づく俺本体であった。その間に夜叉たちに牽制を任してある。
「ようお前ら。遅かったな」
「え?一真様がもう一人!?」
「お疲れさん。俺よ」
「お疲れだ。俺本体よ。さてと俺は戻りますかね」
と言って本体に合流したら俺は一人になったけどね。武田衆の兵と晴信?は終始驚いていたけど。
「まああとで質問聞いてやるから、今は鬼とドウターを倒そうか。陣形は無しだ。俺のみで戦わせてもらう。綾那と歌夜に武田衆の兵の諸君は晴信を守っていろ。俺の殺気と覇気を浴びたいのなら前へ出て構わんからな」
「分かりました。では鬼とあの化け物はお任せいたします。綾那もいいわよね?」
「うぅぅ・・・・。ホントなら綾那も戦いたいですが、一真様の殺気と覇気は物凄いと悟っているです」
「それほどなのですか?一真様の腕は」
武田家の足軽たちは俺達をなめんなとか文句を言っていたが、俺の殺気と覇気を向けると黙ってくれた。俺はそれほどの強者だからな。といっている内に俺は左手に剣を右手にハンドガンを取り出して鬼とドウターの集団に向かった。
「おりゃあああああっ!」
「ギャアアアアアアアアアアアッ!」
断末魔の叫びと共に銃声も聞こえる。斬ったあとに俺が後ろにいる鬼とドウターを撃ったからだ。
「これで10匹目、と」
俺の剣は金色に光っているし、鬼の血は浄化されるので付着しない。視線を森の奥を見ると
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