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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
ニ十章 幕間劇
別れの夜
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や北条とあまり変わらない気がするわ」

藤原・北条・・・・藤原鎌足から続く、朝廷の実力者・藤原氏と、鎌倉幕府設立に尽力した、北条時政から続く北条氏のこと。

さすがにそこまで言われるとそうなんだが、拠点での俺の立ち位置は兵藤一誠なら黒神眷属の『王』で、織斑一真なら次元パトロール隊のリーダーでもあるし、財閥の社長でもあるからな。創業者でもあり社長=代表取締役でもある。

「将軍家の後ろ盾があれば、やろうと思えば出来るけど。それ以前にあなたは神様であり、私たち人間をも創った創造神。ならば神の力を使い放題じゃないの?」

「後ろ盾があろうがなかろうが俺には出来る事だけどあえてそれはしなかったな。まあしたといえば雫を小寺家から引っ張ってきたくらいかな。それに鬼のときだって神の力より俺達の兵器で十分だったからな」

「確かにそうよね。あなたは人間相手には神の力を一切使っていないと聞くわ。でも一度は使ったのでしょ?」

使ったといえば使ったな。あのとき春日山で諜報活動してたときには大閻魔化を使って死神を召喚した。無礼打ちをした武士の魂を刈ったけど。その代りその女の子の魂はもう一度生まれ変わりでその母親に生まれようと輪廻転生システムにそうしたんだったな。

「ああそういえば、これ。話してた書状。美濃の久遠に使いを出しても構わんか?」

「分かったわ。・・・・でもいいの?恋人になったとはいえ、この間までは信用できないなんて言った相手にこんな手紙を渡して」

「構わんさ。別に見られてもいいようにしてあるから。あの時はあの時さ、今は十分信用できる相手だ。それに盗み見してもいいように、見られてもいいように確認済みさ。読むんだったら読んで、後は綺麗に畳んでおいてあると助かる」

そこまで先の先を読んでいるのか、ため息を吐いてから、見る事もなく脇の文机に手紙を置いた。

「・・・・お茶、飲む?」

「ああ」

「・・・あ、ごめんなさい。碗一つしかなかったわ。いつもここで飲むときは、一人だから」

「皆で飲んだりはしないのか?柘榴もあんなだけど、茶の湯や礼法にも通じてるんだろ」

「あんなって・・・・随分と酷い言い方ね」

「さっき同じような事を柘榴にも言われたよ」

「一真にもあるでしょ。どうしても一人でいたい時って」

「ああ。あるな。でも一人になるときは仕事をしているときか一人で鍛錬をしてるかのどちらかだな。常に誰かはいたな」

奏に優斗。拠点にいる妻たちに、黒神眷属。リアスやソーナたちにミカエル、サーゼクス、アザゼルたち三大勢力に他の神話体系の神たち。それに創造して創った地球には『アース』に『ナイトメア』、『PMW』、『魔』。『アース』には戦争で死んだ天使、悪魔、堕天使、人間を蘇らせて共存させた地球。大
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