ニ十章
二択の選択×この先への道
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「そ、それはだな。い、いや。だが・・・・」
「・・・・冗談だし無理しなくて喋らなくていいわよ。今の越後は、確かにあなたの提案を受け入れるしかない状況。・・・・ごめんなさい、一真」
「妾の為に身体を張るのは隊長の務めでもあり、未来の夫になるのですからね。あなた方は。それにこれは隊長が決めたことです。選択肢はたくさんありましたが、決めて来たのは全て隊長であり、私たち部下の支えでもあります。後悔などしておりませんし、何より美空様にごめんなどと言われる筋合いはありません」
「・・・・・・」
美空のセリフをそのまま返した事になるらしいがな、原作では。美空はしばらく黙っていたが。
「なら・・・・・・ありがとう」
「はい。出来るだけ時間はこちらで稼いでおきます。その間にしっかり立て直して下さい」
「・・・・任せなさい。私とて世に越後の龍と呼ばれる、ひとかどの武士。祝言も交わさず、初夜も迎えてない未来の夫を奪われたままで、黙ってなんているもんですか!」
「やれやれ」
「御大将も案外ノリ気だったんじゃないっすかー」
「ツンデレというと一真さんは言っていた」
「好きにおっしゃい!越後の今後は、あなたたちの働きに左右されるのよ!一真だっていないんだから、今まで以上に働かせるからね!」
「分かっていますよ」
「へーい」
「やる」
さてと。これにて、俺達の次にやる事は決まった。俺の勘は外れた事はないから、今回も外れないだろう。だけど、怒りだけは武田晴信に会ったらぶつけるつもりだ。神をなめるな!とな。
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