ニ十章
二択の選択×この先への道
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しまくっている美空ちゃんと越後を見逃してあげてもいいかな〜って。ね?お得な取引でしょ?光璃ってばやっさしーぃ♪じゃ、お返事待っているね〜。でも、明日までにお返事くれないと、すぐに典厩と勘助に春日山を包囲させちゃうからね☆じゃあね〜。・・・・意訳すればこんな感じですかな?」
「うむ。あっぱれである」
「光栄の至り!」
「あんたら天守の外に吊るしてあげましょうか!」
これはひどい。美空がキレる訳だが俺は頭の中が真っ黒になって、怒りと負のオーラを纏うようになる。まだ気付かれていなかったけど、もうすぐ気付くだろう。
「本当の事であろうが」
「王手飛車狙いとはそういう・・・・・。一葉様、一真様のご様子が!」
「どうした?かず・・・・ま・・・・?」
俺の姿が変わっていた。全身が負のオーラになり、黒い感じになっていた。大天使化や大閻魔化とは違う何かにより、俺は今からでも遅くはないと窓から飛びたとうとしていたが、いつの間にかいた護法五神である帝釈天たちに止められている。
「どけ!帝釈天、あの野郎!俺をなめているんじゃねえぞ!オラァァァ!!!!」
「創造神様!いえ一真様!お怒りをお沈め下さいませ。今行ったら間違いなく甲斐は滅びますぞ!」
「お兄ちゃん!落ち着いてってばー!帝釈天の言った通り今行けば越後を包囲している武田の軍が春日山を乗っ取るから、今は落ち着いて!そこにいるあなたたちもお兄ちゃんを止めてってばー!」
「え?でも一真様の怒りの衝撃波で掴めないはずでは?」
「今は負のオーラ、気とでも言いましょうか。それが全開になって怒りと負のオーラによってお兄ちゃんは今、人と神の中間にいるの。それに今のお兄ちゃんは甲斐の武田による怒りと負のオーラだから、怒りを鎮める気持ちを持っておけば取り押さえるはずよ」
「皆の者、主様を取り押さえるぞ!」
と言って、全員が前と後ろになって押さえつけようとしたが、怒りと負が強すぎて弾かれてしまう。だけど今行ったら間違いなく甲斐は滅ぶどころか、包囲されている越後も危うい。そして全員でも押さえられないということで、神界から力強い者たちを帝釈天が呼んだらしい。俺は前へ進もうとしたが、金剛力士や我を慕う女神の力を借りて押さえつけるのが精いっぱい。
「美空様、三昧耶曼荼羅をやってください。そしたら怒りと負のオーラを無くして癒しになるはずです」
「え、でもあれは強力な技よ。ここでやったら全員塵になってしまうわ!」
「大丈夫です。我ら護法善神の力を合わせてやれば、力を最小限にして放つことが出来ます。その時は怒りと負のオーラを解き放つような気持ちを強くしてやってください。そうすれば一真様は元の姿に戻るでしょう」
「分かったわ!一真、目を覚まして!行くわ
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