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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
ニ十章
典厩と会談
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んだから、かなり本気と見ていいと思うわ」

春日山城に来た時期はあれかなー?内乱を収めたばかりの越後に軍を突き付けて、さらに使者という感じか。嫌なタイミングだな。

「ろくでもない変人とやる事が同じ・・・・」

「同族嫌悪」

「う、うるさいわね!」

「ま、まあ、いすれにせよ、今出来ることですと・・・・」

「・・・・今は春日山城を取り返したところだけど、すぐに動けるんだぞって対応をして、弱味を見せないようにするくらいしかないでしょうね」

だから勅使と対面するほどのもてなしか。俺でいうなら他の神話のトップとの会談前でもてなせ、という感じかな。それでも俺が頂点なには変わらないけど、他の神話も一応俺が創ったとされているし。

「上段の間で堂々と、ですね」

「そういうことよ。・・・・ああ、そうそう、典厩がまだ大手門にいるなら、一真隊の皆は今の内に旗を畳んで隠れておいて」

「ああ。なるほどな。長尾の城に足利の二つ引き両があったら、変に勘ぐられるからか。それに同盟は今、公にはなっていないからな。ひよところ、旗の回収を頼む」

「「はいっ!」」

「松葉」

「案内する」

松葉の案内でひよ達は慌ただしく部屋を出ていく。まだ典厩は大手門にいるらしいから、まだ俺達がいる事はバレていないはず。だけどあの時城下で会った武田の諜報に見つかってなければいいのだが。

「なら、一真たちはこの部屋で・・・・」

「あの、美空様。今後の事を考えれば、私たちも会談の場に参加した方がよろしいのではないかと・・・・」

「・・・・ふむ」

「それも一理あるっすねぇ・・・・」

「そうね・・・・。上段の間にいられるのは困るけど、武者溜まりに隠れるくらいなら平気か・・・・」

「武者溜まり?」

「上段の間で主人を護るために、武士が待機しておく空間です。普通は数畳ほどのはずですが・・・・春日山は?」

「たぶん、そんなに変わらないっすよ」

「了解。そこで良い」

「なら、先に上段の間に行っておいて。私も支度を済ませてすぐに向かうわ」

「空、案内してあげて」

「分かりました」

途端の慌ただしくなった城内。美空と別れた俺達は、空に案内してもらって、上段の間の武者溜まりにやってきたわけだ。

「こんなに狭いのかよ」

上段の間の脇のスペースにこんな隠し部屋があるとはな。

「主様、もそっと奥に・・・・全員入れんぞ」

「俺に考えがあるのを忘れていたわ」

俺は一度出てから6人が入ったあとに、俺は小さくなる事にした。おかげで無事に入る事は出来たけど。ついでに俺は一葉の肩の上にいる。あと、小さくなったので声も小さくなったので、ピンマイクを付けたけど。おかげで武者溜
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