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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
ニ十章
戦後×攻守同盟
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いるけどな。こちらも女性。あと俺はこの世の全てを創造したと言われている創造神でもあるからな。無論こいつら仏や神や人間を創ったとも言われるけど。

「この度の春日山城攻城戦。勝利を得ることが出来たのはひとえに織斑様の助力があったればこそ・・・・その功を素直に認め、かねて貴殿より要請のあった織田との攻守同盟を受け入れよう」

「それはどういう風の吹き回しかな?」

「何よそれ。私ってそんなに信用ないの!?」

「まあ、今までに散々引き延ばしてきますからねぇ・・・・」

「こればっかりは御大将が悪いっす」

「御大将のせい」

「何?だったらやめようかしら」

「冗談だ。受け入れようではないか」

むくれていた美空にそう言って俺は背筋を伸ばす。

「織田家棟梁、織田久遠信長の恋人、織斑一真またの名を創造神の名において、長尾家との攻守同盟を受け入れる・・・・ありがとう、美空」

「・・・・越後のために働いてくれた、その借りを返すため、ひとまず鬼とやらの駆逐するために力を貸す。・・・・ただそれだけよ」

「それだけでも感謝する。美空がそう言ってくれるのなら、護法五神は改めて美空の力になるであろう」

そういったら美空の身体から光輝いた事で、お家流の封印処置を解除したためだ。そして帝釈天と四天王も力を貸すというオーラを美空に授けた。ただし乱用をすると神罰が下るとも言っておいた。これで美空たち長尾勢の力があれば鬼のよる戦力も上がるだろう。

「とはいえ・・・・・」

「その先からは分かっていることだ。同盟を結んだからといって、明日明後日に兵を出すことは出来ないんだろ?ただし俺からは織田との同盟ということだから、久遠に繋ぎを取る許可をくれ」

長尾家が鬼との戦いに力を貸してくれる事もだが、何より俺達が無事な事を知らせたいしな。

「あら。空たちを助けるときに、色々画策してたじゃないの?」

「まあな。俺達の船でもいけるが、今はそれだけでいいし。あとは松平家の処遇だ。三河に帰りたいらしいからな」

「あー。そんなのもいたわね」

春日山を取り返すのが最優先だったから、忘れていたと思うけど。

「そういえば、今日は草の子とか殺る殺る言ってるのはいないんす?」

「松平衆の三人なら、一度、葵の所に戻らせている。向こうにも挨拶や報告も必要だと思ってな」

柘榴の言ってる殺る殺る言うのは戦国最強と戦国最狂のどちらかは知らんけど。こういう席は大抵森の親子は来ないから、代わりに各務が来ているけど。
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