ニ十章
戦後×攻守同盟
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かく、早く撤収してハニーと楽しいお風呂ですわ!皆さん、あともう一仕事ですわよ!」
「「おーっ!」」
とりあえず黒鮫隊のメンツもトレミーに帰還させたし、俺らの春日山は改めて終わりを告げた。久々の危険な任務だったから、楽しんだけど。皆が全力でやってくれたから最高の結果になることが出来た。さっきのドウターは予想外だったけど、すぐにケリがついたし。後は春日山を取り戻した美空がどう出るかは分からないけど。こればかりは明日になれば分かる事だろうよ。それに俺には頼もしい神や仏が山ほどいるからな。これ以上難題が付かないでほしいなーと思った。美空が春日山を取り戻して、一夜が明けた。
「もう落ち着いたかな?空」
俺達の前を歩くのは空だった。大所帯の俺達に少し驚いた様子だったけど、それでも気絶せずにこうして案内してくれる。
「はい・・・・晴景様は相変わらず逃げたそうですが・・・・残った母様はそれほど重い処分にはなりませんでした」
「逃げたのか。そうなっていたら俺達が追いかけてとっ捕まえるのにな」
もし本丸を俺達でやるんだったら、逃げる前に気絶させとくよ。さすがに頸までは取らないけど。晴景派を指揮してたのは政景は空の実の母親ということになるのか。実の母親が謀反をして、娘の空を人質にするなんて。本人たちはどんな気分だったのかな。ん?耳にはめている通信機から連絡が来たな。晴景を狙撃したらしい。一応マークしてたのを黒鮫隊が逃げてるところをやったとかな。その情報は伏せておくか。で、狙撃された晴景は消滅の炎で塵にした。
「あの・・・・・?」
「一真様」
「悪い。これで連絡を聞いていた」
「着きました。・・・・お姉様。織斑様以下の皆様をお連れ致しました」
「通して頂戴」
その部屋にいたのは、美空だけじゃなく秋子や柘榴、松葉といった、春日山の主要な将が揃っていた。入ったら早々に神界から護法五神を召喚したけどね。何言われるか分からないし。
「大所帯ね」
「みんな来いと言ったろ?」
「まあいいわ。本当ならちゃんとした評定の方が良いのだろうけど一応一真はまだ裏方だから・・・・悪いわね」
「知った顔の方が落ち着くよ。それにこいつらもいた方がいいだろうし」
前は軍議の端っこにいたけど、今日は知り合いばかりだから、適当な所に皆で腰を下ろす。俺も座ろうとしたら、帝釈天は左、多聞天は右、そしてあとの3人は俺の後ろに座った。空も俺達が座ったのを見届けて、柘榴たちの側の席に腰を下ろした。
「さて、織斑一真様」
「おう」
畏まった声だったけど俺はいつも通りの声で反応した。それに美空が俺に様付をするのはこれも二回目かもしれんが、周りには護法五神がいるからだろう。あと見えないだろうけど、不動明王も
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