ニ十章
潜入×内側からの攻撃
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歩きだす。俺と蒼太は道は分かっているが、残りの兵たちは俺らに付いてくるしかないだろうし。
「それにしても、この先どうなっちまうんだろうなぁ・・・・」
「人質の二人もいなくなっちゃったし、もう俺らの勝ち目とかないだろ。あーあ、付く相手を間違えたなぁ」
「あの二人を取り返したのって、織田の残党だって聞くしな。美空様に織田まで付いてるとか、もう無理だろ」
「そうなのか?俺ぁ春日山の天狗が怒って二人を美空様の所に連れてったって聞いたけど」
「天狗ぅ?そんなんまで出てくるようじゃ、もう末だな。神も仏もねえぜ・・・・。あれ?おい、どこに行った・・・・」
んだと言おうとした足軽に対してのヘッドショットをした。そのあとここにいた足軽たちは目を閉じさせて、そのままにしといた。
「悪いな。これも俺達の敵になったらどうなるか、ということだ」
藪からの狙い撃ちをしたお陰で見つからずに済んだ。というか夕方になっても、目標は外さないしな。
「さすがお頭と蒼太さんですぜ。俺らでは真似できませんぜ」
「そりゃそうだろうな。さてと、とっとと行くぞ」
俺達の手段は、敵兵がいたら素早くヘッドショットをすること。サイレンサーも付けてあるから、音は一切鳴らないから大丈夫。原作なら変装作戦だろうが、こちらは百発百中の腕を持つ俺と蒼太がいれば問題はないだろう。アサルトライフルで撃った蒼太だったけどね。俺はハンドガンにサイレンサー付き。しかもオートだし薬莢は出ても自然消滅するから。やはり二人の存在は大きかったらしいが、勝ち目が薄くなっていると感じるな。この三人もだが、城方の士気は人質やそれ以外の要因もあってか、俺達の想像以上に低下している。確実に大手門に行くためにも、城攻めの攻略を助ければ上等なもんだし。
「隊長、そろそろ行きましょうか」
「お頭。準備完了です」
「よし。二の丸を抜けるとしようか」
俺達は何かがなかったかのように、死体を消滅の炎で消しといた。そして進んだ。通信機からでも他のも大丈夫だと。一方長尾勢は。
「で、一真の様子は?」
「まだ特に報告は来ませんね。状況はあまり芳しくないのかもしれません」
「このまま大手門を三昧耶曼荼羅で破壊しちゃいましょうか?」
「それもよくありませんが、戦う前に一真さん言ってましたけどもう忘れたのですか」
「忘れてはいないわよ・・・・。一応使おうとしても使えないから。一真が使えないように封印処置でもしたのでしょう。柘榴、まだ行けるわよね?」
「余裕っす!」
「・・・・さて。こちらは支払いはする気十分だけれど、あなたはちゃんと催促に戻ってきてくれるのかしらね・・・・一真」
一方俺らは順調に二の丸を抜けていた。今いるのは南三の丸。
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