暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十九章 幕間劇
祝杯×美空からの問答
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心構えにもなりますから」

なるけどな。ウチの場合はいつでも戦闘に出れるようにしてあるし、睡眠はちゃんと取れと言ってあるから、日勤と夜勤で分かれるときがある。食事を戦の前に豪華にしてテンションを上げる。そういうやり方もあるんだな、長尾家のスタイルは。

「一真様!おいしいれす!」

「まあさすが越後だ。魚も美味い。あそこで笑顔をしながら食べている詩乃を見ると連れてきて正解だなと思うな」

詩乃を見ると幸せそうに魚を食べているところだった。最近は食べていないと思うしな。

「このご馳走ぐらいでこれ以上の働きを示せと申すか。安う見られたものよの」

「そこまでケチな事は言わないわよ、一葉様。時期が来たらそちらへの振る舞いもするから、楽しみにしていなさい。・・・・いいわね、秋子」

「承知しました。愛菜を助けてもらった事もありますし」

「母上」

「何?」

「愛菜はずっと疑問に思っていたのですが、本当に空様と愛菜はこの男に助けられたのですか?どや?」

「これ愛菜。一真さんとお呼びしなさい」

「でもですね、『そこまでにしろ!愛菜』どーん!」

俺は立ちあがり大天使化になったけどね。そしたら見えなかったはずの護法五神もいたから美空たちは驚いていたけどね。

「これが我の真の姿なり。少しは言葉を選んだらどうだ?愛菜とやら」

「私は初めて見ましたが、これを見るとまさに神様ですね」

翼は6対12枚で金色で、服と髪は金色で、目の色は青と緑のオッドアイ。

「空。実際のところどうなの?愛菜はあんなだけど」

「本当ですよ。美空お姉様。私も愛菜も、一真様たちに助けていただきました」

大天使化を解いて座っていた俺だけど。護法五神もいるけどな。

「なんですとー!愛菜のあずかり知らぬ所で、そのような事が・・・・。どーん」

「何で助けられた本人が知らないのよ」

「話がややこしくなるから、愛菜は攫ってる間気絶させたし」

「ホントに気絶させてたんですか!?」

「だって、秋子も適当にあしらえと言ったであろう?」

「それはまあ言いましたし、話がこじれるとは思いましたけど・・・・だからって、まさかホントにするなんて・・・・」

「・・・・ちょっと。じゃあ空は!?」

「あ、あの、美空お姉様、私は・・・・」

「空は事情を話したら分かってくれたから、何もしていないよ。なあ空」

気にしているようだけど、気を失っていた事は伏せておこう。

「あ・・・・はい」

「そう・・・・。首の後ろに手刀入れて、なんて事はしてないのね」

「空にはな」

「愛菜にはしたんですね・・・・」

「ご安心くださいませ母上!その時の事、愛菜は全く記憶にございませぬ
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