十九章 幕間劇
祝杯×美空からの問答
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ですよね・・・・」
「二人とも、何の話をしている?」
俺としては別に緊迫としたところではないが、普通なら緊迫だな。
「主様も余裕じゃな」
こういう展開は慣れているからな。柘榴が来た時点でこうなる予測も。
「ちげーよ!その間!」
「槍使い」
「テメェわざとだろ!」
「二番目?」
「そうそうそこだよ!誰が二番目だ誰が!じゃあ一番目は誰なんだよ!」
「あの、殺る殺る言う鹿角の・・・・」
「一真や母ならまだしも、本多のガキが一番でオレが二番目だと!?テメェ表に出ろ!ぶっ殺してやる!」
「お、上等っす!こっちこそ刀の錆にしてやるっすよ!」
「別に止める気はないが、いいのかあれは?」
「別にいいわよ。おなかが空いたら帰ってくるでしょ。松葉、立ち会ってあげなさい」
「宴・・・・」
「松葉ー!立ち会うっすよ!」
「あうう・・・・。・・・・行くー」
「あの・・・・そちらは、止めなくてよろしいのですか?」
「ああいいのいいの、ああいうのは。あとで一真隊の主要メンツを呼ぶしな。小夜叉ー。あとで桐琴たちも呼ぶから程々になー」
「わかったぜ一真!あとそういうのは向こうのッス野郎に言ってくれ!うまく殺されねえようにしろよテメェ!」
一応忠告はしといたから大丈夫だろう。
「上等っす!」
柘榴もそれでいいのか。小夜叉たちが出て行ったあとに、俺も外に出た。そして空間切断で一度一真隊のところに行き、主要メンツを呼んだ。桐琴もだけど。宴だと言ったら喜んでいたけどな。いい酒が飲めそうだとか。主要メンツが揃ったので、空間切断で長尾の本陣のところに繋げてから全員を行かせた。最後の一人が通ったところで俺が入り、空間を閉じたけど。ちょうど小夜叉対柘榴で戦う所だったが、無視して中に入り、美空たちのところへと戻った。そのあと秋子や愛菜たちが全員分の膳を運んできたわけだ。そんで俺以外の者たちは驚くわけで。
「うわ・・・・。凄い」
「ご飯です!真っ白でつやつやしてますよ!一真様!!凄いです」
「ご飯もいいですが、久々の魚も美味しそうです」
こいつら的にはあまり見ない高級そうな食材なんだろうよ。桐琴もいい酒だとか言っていたが。
「ふふっ。石高こそそれほど多くありませんが、越後の米は美味しいですよ」
「ん?多くないのか。石高」
越後=新潟県は米で有名だったはずだが。
「残念ながら。土地は広くても、あまり米の取れる土地柄ではありませんから・・・・」
「雨が降れば川は溢れますし、沼地も多くて水はけもあまり・・・・」
そういうことか。まだこの時代では越後も米所というワケではなさそうだ。
「今の収入は、確か青芋だったか?」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ