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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十九章 幕間劇
祝杯×美空からの問答
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ですよね・・・・」

「二人とも、何の話をしている?」

俺としては別に緊迫としたところではないが、普通なら緊迫だな。

「主様も余裕じゃな」

こういう展開は慣れているからな。柘榴が来た時点でこうなる予測も。

「ちげーよ!その間!」

「槍使い」

「テメェわざとだろ!」

「二番目?」

「そうそうそこだよ!誰が二番目だ誰が!じゃあ一番目は誰なんだよ!」

「あの、殺る殺る言う鹿角の・・・・」

「一真や母ならまだしも、本多のガキが一番でオレが二番目だと!?テメェ表に出ろ!ぶっ殺してやる!」

「お、上等っす!こっちこそ刀の錆にしてやるっすよ!」

「別に止める気はないが、いいのかあれは?」

「別にいいわよ。おなかが空いたら帰ってくるでしょ。松葉、立ち会ってあげなさい」

「宴・・・・」

「松葉ー!立ち会うっすよ!」

「あうう・・・・。・・・・行くー」

「あの・・・・そちらは、止めなくてよろしいのですか?」

「ああいいのいいの、ああいうのは。あとで一真隊の主要メンツを呼ぶしな。小夜叉ー。あとで桐琴たちも呼ぶから程々になー」

「わかったぜ一真!あとそういうのは向こうのッス野郎に言ってくれ!うまく殺されねえようにしろよテメェ!」

一応忠告はしといたから大丈夫だろう。

「上等っす!」

柘榴もそれでいいのか。小夜叉たちが出て行ったあとに、俺も外に出た。そして空間切断で一度一真隊のところに行き、主要メンツを呼んだ。桐琴もだけど。宴だと言ったら喜んでいたけどな。いい酒が飲めそうだとか。主要メンツが揃ったので、空間切断で長尾の本陣のところに繋げてから全員を行かせた。最後の一人が通ったところで俺が入り、空間を閉じたけど。ちょうど小夜叉対柘榴で戦う所だったが、無視して中に入り、美空たちのところへと戻った。そのあと秋子や愛菜たちが全員分の膳を運んできたわけだ。そんで俺以外の者たちは驚くわけで。

「うわ・・・・。凄い」

「ご飯です!真っ白でつやつやしてますよ!一真様!!凄いです」

「ご飯もいいですが、久々の魚も美味しそうです」

こいつら的にはあまり見ない高級そうな食材なんだろうよ。桐琴もいい酒だとか言っていたが。

「ふふっ。石高こそそれほど多くありませんが、越後の米は美味しいですよ」

「ん?多くないのか。石高」

越後=新潟県は米で有名だったはずだが。

「残念ながら。土地は広くても、あまり米の取れる土地柄ではありませんから・・・・」

「雨が降れば川は溢れますし、沼地も多くて水はけもあまり・・・・」

そういうことか。まだこの時代では越後も米所というワケではなさそうだ。

「今の収入は、確か青芋だったか?」

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