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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十九章 幕間劇
救出作戦について×戦後の事
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ってきますね。一真様は綾那ちゃんや小波ちゃんの所に、それを持っていってあげて下さい」

「それはいいが、いいのか?」

「大丈夫ですよ。一番の手柄があった人達に一真様が持っていった方が喜びますよ!」

「そうか。なら、あとは任せたよ。ひよ」

「はいっ!」

「それと・・・・」

「はい?」

俺は風呂敷の中の桐箱を開けて、その隙にある笹団子を一つ取り出してと。あと保存用にもう一つ取り出して空間に入れた。入れた先は保管庫だ。主に食料やお菓子などのだけど。

「ひよも今回は大活躍をしたんだから。はいよっ」

「・・・・えへへ。ありがとうございますっ!」

ひよと別れたあとに俺は綾那や小波を探していた。いつもは呼ぶと出てくる小波も出てこなかったからな。あとは句伝無量で呼び出すぐらいの用事でもないからな。こんな用事で使うのは俺達で言うなら技術の無駄遣いと言うな。

「どやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

ちょっ!愛菜も帰ったはずだぞ。まさかまだいるのか?いや冷静に考えると愛菜は空の護衛みたいな感じだから、もうここにはいないはず。だとしたら誰かが物まねで叫んだのかな。

「おい、愛菜?」

「あ、一真様。どうしたですか?」

縁側にいたのは愛菜ではなく、よく似た名前を持つメンツたちだった。

「愛菜じゃなくて綾那だったか」

「一真なのー!」

「どうかなさいましたか?」

「さっきまで愛菜が来ててな。帰ったはずのドヤ声が聞こえたんで何事かと思ってな」

「すみません。今回の件をみんなで話していまして・・・・」

「まあ気にすんな。・・・・それより小波もいたからちょうどよかった」

「任務ですか?」

「そういうんじゃないよ。先程秋子と空と愛菜が来てな。これは今回の救出作戦の礼なんだと」

風呂敷を開けて中にある桐箱を開ければ・・・・。その中には二つ分のスペースを空けて、笹の包みがみっしりと詰まっていた。

「笹・・・・?」

「越後のお菓子で笹団子なんだと」

「ホントです!笹の葉っぱでお団子が包んであるですよ!」

「美味しそうなの!小波ちゃんも食べるの!」

「自分は、別に・・・・」

「秋子は今回のお礼で持ってきたからな。今回の一番の手柄は、小波だ」

「ですね」

「なの!」

「い、いえ・・・・自分はご主人様がお命じになった事を忠実に果たしただけですから・・・・。一番の手柄というなら、それを指示を下さったご主人様です」

「俺もそうだが、実行して形にしたのは、小波や綾那だ」

「そうですよ。笹団子もおいしいですよ。・・・・むぐむぐ」

「綾那、もう食べてるの!?
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