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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十九章 幕間劇
救出作戦について×戦後の事
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倒したけど。今度は弱めで、ハリセンを叩いた。

「すみませんすみません本当にすみません」

「まったく。今度またその口で言ってみろ、そのときは俺のこれで尻叩きの刑だからな!」

とハリセンを愛菜に向けてそう言った。と言ってもあまり効果はなさそうなんだけどね。

「ほら愛菜。一真様にお礼の言葉を言わないと、また叩かれるよ。あと護法五神を呼ぶと思うの」

「あ、ありがとうですぞ。どーん」

空の言う事だけは聞くんだよな、愛菜は。

「で、今日は何しに来た?」

「補給ならこの間していただいたばっかりですよね?」

「いえ、今日は補給ではなくて、今回の件の改めてのお礼に来ただけですから。本当は私と愛菜だけだったのですが、空様もどうしてもおっしゃいましたので・・・・」

「まあそういうのは別にいいことだ。俺達でも必要なことだったからな」

「そうですよ。補給とか、いつもすっごく良くしてもらってますし・・・・」

「そういうワケにもいきませんから。ほら、愛菜」

「どや!」

どうやら「どや!」が返事らしいが、俺的には苛立つことだが、慣れないといけないな。秋子の言葉に愛菜が出してくれたのは、きれいな風呂敷に包まれた、高級そうな箱であった。イメージ的には高級和菓子と言う感じだったが。

「これは?」

「我らが御大将が考案なさった、越後きっての名産品!笹団子ですぞ!どや!」

「笹団子・・・・」

「後で隊の皆さんの分も届けさせますが、ひとまずはご挨拶ぶんということで・・・・」

「なら、もらっておこう」

笹団子は確かに新潟県の名産になっていたはず。越後は俺達で言うと新潟県だからな。それがもらえるのはラッキーかもしれない。昔から作られていた物だから、再現しようにも難しいと華琳が言っていたけな。とりあえずサンプルとして、保存しておこうかな。それから門のところで少し話をしてから秋子は二人を連れて引き上げていった。

「性格的にもいいな。ああいうのは、きっちりとしてて」

神社にも上がろうとしなかったし、本当は春日山攻めで忙しいなか、こうやって時間を作って挨拶に来てくれたのはいい人の証拠だな。

「秋子さん、補給もきっちりしてくれるんですよね・・・・」

「だなぁ。俺や詩乃は最初警戒してたしな」

今思えば、それも全部秋子がそういう性分なんだと思う。クセの強い越後勢の中で、数少ない良心なんだろうか。

「でも、そのぶん大変そうですよね」

「棟梁が美空だからな」

その下のツートップは柘榴と松葉、攻撃特化型と防御特化型だしな。むろん悪い子ではないけど。

「まあそういうふうにしといて、これはもらっておこう」

「なら、兵のみんなの分の受け取りは人を集めて行
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