十九章 幕間劇
礼拝
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の神の頂点である創造神による加護なのではないかと。創造神という説もいくつかある。
ここにいるヤハウェもその一人とされている。ユダヤ教成立後のヤハウェは唯一神であり全世界の創造神という説もあれば、古いヴェーダ神話ではヴィシュヴァカルマンが創造主とされたが、後にこれは工匠神とされ、代わって宇宙の根本原理ブラフマンを神格化したブラフマーが創造神というのもある。他にも神道では、天地開闢の初めに現れた天御中主神などの独神が造化三神と呼ばれ創造神ともされるが、具体的に何を行ったかは明記がなく、それらに続いて男女一対で現れ国生み・神生みを行ったイザナギ・イザナミが事実上の創造神ともな。
俺の場合はそういう細かい設定はないが創造神であることには変わりはない。第一この世界での神の立ち位置は頂点に立つ創造神なのだから。拠点では、口の悪い帝釈天もいれば、オッサンに見えるゼウスとかもいるし、ハーデスだっている。でもその神全てが俺の味方なのかまでは知らん。一度だけ謀反した冥府の神であるハーデスが刺客を送ったときがあったからな。
「エーリカ達も無事にいてくれたらいいのにな」
「無事に決まってますわ。だって冷静に戦って久遠様たちを逃がそうとしたのはハニーではありませんの?」
「まあな。俺もだけど、一番は久遠だからな。それに俺たちの仲間でも犠牲者は出ない方がおかしい」
犠牲者はほとんどが兵たちだけど、それでも俺の恋人である仲間たちは倒れていない。むしろ、この先の未来のために戦おうとしている。立派に戦って死んだ兵たちは天国や極楽に行っているだろう。それか輪廻転生で生まれ変わりで生まれるか。その時は今度こそ死なないで生き続けてほしいものだ。鬼達は地獄や修羅道かもしれんが。それは神社ではなく寺で祈る事だけど。
「それに私は祈りをする前にお断りをしていますわ。そちらの方がこの神社の方ですわよね。悪いと思って境内や拝殿も毎日お掃除していますし」
「どおりでこの神社の主からお礼の言葉をもらっていたが、ようやく意味が分かったよ。こちらこそありがとうと伝えてほしいと言われてたな」
「それにいくらでうす様が胸の中にいらっしゃると言われても・・・・なるべく整った所でお祈りしたいではありませんの」
「だな。でも最初は神社でデウスに祈りを捧げるのはどうかなと思ったことはあった?」
「そんな事はあったかもしれませんわ。六角様にお仕えしてた頃は、そうだったのかもしれませんわ。久遠様にお仕えするようになって、同じでうすを信じるエーリカさんや雫さんや・・・・公方様にもお目に掛かって・・・・。そんな小さなくくりでは、どうにもならなら事もあるんだって、分かったんですの」
「そっかー」
「一番の原因はハニーですのよ?」
「俺?」
「初めは
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