十九章
逃走中×横撃からの奇襲×帰還
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
達に駆け寄ってくるのは、一真隊本隊の騎馬の一団だった。
「御無事で何よりです」
「雫もお疲れさん」
「いえ。一葉様も他の皆さんも、良くして下さいましたから・・・・。皆さんのおかげです!」
「うむ。して、そちらの首尾は上々のようだが・・・・この娘はなぜ気絶しておるのだ?」
「ああ。そういえば」
沙紀から再び背負っていたときにはもう気絶してたな。
「空。大丈夫か?」
「ん、ん〜・・・・」
うめき声を上げながら目を覚ました空だったけど。
「あわわわわ、ど、どうしてここに源氏の白旒旗と足利の二つ引き両が・・・・・!?」
「ああ、えーっと・・・・こちらは、足利幕府将軍、足利一葉義輝さん。んでもって今は俺の恋人であり、未来の奥さん」
「うむ」
「・・・・・っ!!」
「お、おい。そんなにぽんぽんと気絶するな・・・・!」
流石にもう大丈夫だろうと思い、おんぶひもを解こうとしたが、まだのようだから解かなかった。
「誰か空を降ろしてくれ」
「お任せください。よ・・・・っと」
また気を失った空をひよがそっと地面に下ろしたので、おんぶひもを外した。
「えいっ」
「あ、あぅぅ・・・・ここは・・・・?あと、どうして私の目の前が真っ暗に・・・・?」
「また気絶させるとこっちが困るのでな」
空を目隠しするけど、気絶する要因が多すぎだろう。あと天下の将軍が目の前にいたら普通に驚きけど。俺もだが。
「一葉のことは話したよな」
「はい・・・・」
「ちなみに補足致しますと、こちらに在らせられる織斑一真様は、足利幕府ならびに禁裏より天下御免の妾状を頂戴致したお方。公方様はもとより、一真隊の面々も皆、一真様の恋人で未来の嫁でござるのですよ。あともう一つ追加しますと一真様は神仏の類で全てを創造した創造神でもありますゆえ」
「え、えええええええええ・・・・・っ!?」
「お、おい。しっかりしろ。空!」
「あ、ああ・・・・はい。ちょっとびっくりしましたけど・・・・平気です」
「よかった」
というか、幽の説明に文句を言いたいことだけど。全部事実だからな。
「一真隊は、一真様というお頭を中心に置いた、家族みたいな感じです!だから、空様も大船に乗った気でいてください!」
「無事に、美空様のもとにお連れ致しますよ」
「・・・・はい」
一葉の存在とひよ達の言葉にようやく落ち着いたみたいなので、目隠しをした手を離したが、気を失うことはなかった。
「皆様、よろしくお願いします」
というところで、俺達は合流ポイントに向かった。長尾勢は何をしてたかというと。
「御大将〜。全軍収容完了したっすー」
「ご苦
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ