十九章
人質解放×脱出
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た。とりあえず背後から来たのを撃ったが。
「綾那のバカ野郎ー。もう防音結界は解除してんだぞー!」
「ごめんなのですー!」
最初に声をかけてきた奴を急所を外して撃ったが、倒したはずのそいつが呼び子を吹きやがった。
「ご主人様、とって返して処理しましょうか?」
「崖まで逃げ切ればいいことだし、時間稼ぎをするのは小波ではない。IS隊!俺達が崖から降りるまで時間稼ぎをしろ!」
『了解!』
といって俺たちは走るが呼び子の音で集まってきた者たちを撃つのはIS隊だ。で、全力で走る。
「すっごく追っかけてくるですよー!でもこれなら余裕ですね!」
「ああ。IS隊撃つのはまだだ。まとまって出てきた方がいい。そのまま俺らの後ろで移動していろ」
『了解です。発砲許可が出ましたらすぐに撃ちます』
「待てー!」
「出会え出会え、くせ者だーっ!」
後ろから殺気立った声がするが、そんなの殺気とは呼べねえぞ。そんなしょうもないから殺気に謝れってえんだ。
「とりあえず崖に到着したら一気に懸垂下降をしろ。手袋をはめてな」
「はいです。ちゃんと持ってきているですよ!」
「ころたちに連絡は?」
「もう済んでおります!準備万端とのこと!」
と言いながら走る俺達。
「ええい、逃がすな!追え、追えぃー!」
俺達が崖から一気に降りる前にIS隊による発砲を許可したあとに降りた。そしてそのあと俺がグレネードランチャーで燃える物に向かって撃った。そのあとIS隊は崖の下に行けと命令したあとに降りた。残したロープについては問題はない。ボルトは消滅させといたし、木に引っ掛けてあるからな。こんな暗い中でこれを使って降下したなんて命知らずはいないだろうし。
「お頭ー!綾那ちゃん、小波ちゃん!」
「皆さん、無事で何よりです!そのお二人が?」
「ああそうだ。黒鮫隊の諸君は手筈通りにトレミーに帰還しろ。ひよは?」
と言いながらIS隊に抱っこされる蒼太たちは撤退していったのを見た。降りてきた俺達を見て、逃走用の馬の支度をしてたころと歌夜が駆け寄って来るが、ひよの姿はなかった。ひよは余った荷物を持って、先に本隊に戻ったと。あとは俺達だけらしいので空間から俺用の馬を出してから乗った。
「さすがひよだ。もうこんなところは長居無用だ。とっとと撤退するぞ!」
彼方を見れば、一番近い曲輪門が開いて、提灯を手にした追っ手がぞろぞろと山道を下ってきているのが見えた。
「綾那。愛菜の様子は?」
「まだ気を失っているです!」
「よし!面倒だからもし起きたら俺に言ってくれ。麻酔針弾で眠らせるから」
「分かったです!」
「ころと小波で先行をしろ。俺と綾那と歌夜と一緒に行く
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