十九章
人質解放×脱出
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と言ったので、小波を先に戻すことにした。屋敷内の制圧は後でやるから問題ないし、こちらにはアサルトライフルにサイレンサーを装備させているからな。俺のハンドガンにも装着している。そして、夜になったので松明がついているが俺と蒼太は暗視ゴーグルを付けている。小波は屋敷内部にいる者たちの排除を行っているけど。
「一真様、いつでもいけますがそれは何です?」
「これか。これは暗闇の中でもまるで昼間のように見える道具だ。お前らはそれなしでも行けそうだが、俺達には必要な事だ。外にいた奴らは既に銃で狙撃したから、外の連中は片付いた。中は小波が今片付けているところだし、この屋敷内には防音結界を張っておいたから例え大声をあげても問題はない」
「さすが一真様です」
あとは懸垂下降するときのロープを降ろしている。あといつでも脱出できるように、ハーネスを付けているし手袋を装着している。綾那もだけど。懸垂下降するときだけはこの道具が必要だからだとしっかりと教え込んだのでな。それなしと道具有りだと危険度は無しの方だろうな。で、崖のすぐそばにあった曲輪の壁を乗り越える。
「これが、春日山城ですか・・・・」
「ああ。あとは小波が屋敷内の連中を始末してくれたら俺達も行くが、蒼太、一応ハンドガンは持ってあるよな?サイレンサー付きで」
「はい。アサルトライフルでは降下するときに邪魔なので、一応持ってきております」
一応武装の確認をしていたら、春日山の城内に侵入成功。地面にはハンドガンで麻酔針弾で眠らせてるから問題はない。あとは屋敷内だけど。眠らせる前に春日山足軽たちはこう言ってたな。
「なぁ、美空様が攻めてきたらしいぞ?」
「え。・・・はぁ〜、うちの大将、晴景様に付いちゃったけど、大丈夫なのかよぉ・・・・」
「・・・正直、あの越後の龍と呼ばれるほどの方に勝てるとは思えないなよなぁ」
「命あっての物種だ。やばくなったらとんずらするか」
「だな・・・・うっ」
「お、おい。どうし・・・・」
「何だ?どこからのそ・・・・」
と言いながら倒して行ったけどね。麻酔針弾は、いくら鎧で防御しようが貫通力のある弾だしな。
「(ご主人様)」
「(どうした?屋敷内部の制圧は終わったか?)」
「(はっ。完了はしておりますが、少々困ったことになりまして。お助け下さい)」
「(よく分からんが今すぐに行くから待ってろ)」
「どうしたです?」
「内部の制圧は完了したらしいが、何か困り事が発生したようだ。屋敷内部に行くぞ!蒼太に綾那」
で、俺たちは屋敷内部に入ると、あちこちに見張りの兵が眠らせていたが。暗視ゴーグルをおでこの方にずらしてから、肉眼で見ると。
「どやーっ!」
何か知らんが遠
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