暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十九章
救出作戦による策
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ふふ、任せておけ、主様よ」

一葉が暴れるなら、八咫烏隊も付けといた方がいいからな。本隊に鉄砲を入れといた方がいいし。脱出するときはバイクと考えたが、一葉が暴れるならバイク案はやめておこう。

「なら、残りは誰になさいますか?」

「そうだな。綾那と歌夜にもお願いしようかな」

手の空いているメンツはこの二人だろうし、森のは力を温存した方がいい。それに人質救出より先陣の方が向いている。

「分かったです!綾那、頑張るですよ!」

「私もですか?崖登りなんてした事ありませんよ?」

「全員が崖を登るんじゃない。崖の下で突入組を支援してもらう役がある。表では俺と一真隊の突入班でやるが、裏では俺は空を飛んで、崖を登る専門家がうちの隊にはいるんでな。今後役に立つと思うから、基本的な訓練を受けてもらう。後詰も兼ねてだけど」

突入組である俺と少数の者で登るが、戦闘はあるかもしれない。それに崖登りも今後役に立つと思うし、訓練だと思えばの事。実際やるのは黒鮫隊だしな。

「分かりました。でしたら、お任せ下さい」

「梅は槍隊を任せる。雫は軍師兼鉄砲隊を。雀と烏は雫の鉄砲指揮の補助をしてくれ」

「分かりましたわ!」

「承知しました。お二人とも、お願いします」

「まかせてー!ね、お姉ちゃん!」

「・・・・・・」

「で、その追っ手とやらはぶっ殺しゃいーのか」

「いいわけないだろ、ガキ。織田の噂を伝えるためにも殺してはダメだ。一真もそう思っているだろうよ。ワシも追っ手を殺したいがそうなれば噂は広がらんしな」

「そういうことかー」

桐琴が言ってくれたので助かった。まあ、殺したら噂は広がらないからな。森のは、人質を救出したあとに暴れてもらう予定だ。

「それにしても、今回も私はハニーと行動できませんのね・・・・」

「それはまぁ・・・・得意とする分野が違うのですから、仕方がないですよ。私も一真様と一緒に動くの、久しぶりですし」

「そうですわね・・・・。ああ、規模の大きくなった一真隊が恨めしいですわ!そして!己の将才がこれほど優秀だったことを悔やんだのは初めてですわ!」

「それは一真隊の皆が、心密かに思っている事。・・・・我慢してください」

「そうですわね・・・・」

「・・・・ふふっ」

「どうかなさいましたの?ハニー。私の顔に何か付いていまして?」

「ああ。観音寺城で初めて会ったときは、色々と言われたということを思い出してな」

あの時言われたことは、ほぼ罵倒だったな。俺の部下たちが怒りそうだったのを覚えている。

「何かあったのか?ひよ」

「はい。梅ちゃん、一真様と初めてお会いした時は、一真様じゃなくて久遠様に憧れて・・・・」

「もぅ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ