プロローグ
[2]次話
俺は・・・・・・・・魔法がほとんど使えなかった。
妹はとても優秀だった。
弟も、俺と同じで通常の魔法師としての才能を持たずに生まれるが『人造魔法師実験』という実験で弟は
『人工魔法演算領域』を与えられた唯一の成功例だ。
だが、俺はその優秀な2人とは違い・・・・普通──否、普通以下だっただろう。
俺は弟と妹を愛していた──だが!その弟と妹はもはや、俺という存在から遠い存在になっていた、近ければ近いほどにどんどん遠くなっていった。
ウザかった!!
とても!!
とても!!!
殺したいぐらいにウザかった!!!!!
俺は────不幸だった。
だが!!
俺は受け入れた、その不幸を───そして
不条理を
理不尽を
冤罪を
流れ弾を
見苦しさを
みっともなさを
堕落を
混雑を
嫉妬を
格差を
裏切りを
風評を
密告を
巻き添えを
嘘泣きを
言い訳を
偽善を
偽悪を
インチキを
不都合を
不幸せを
愛しい恋人のように受け入れた。
叔母はそんな俺を見て、ある手術を受けさせた。
その手術の名は───
───『バグズ手術』!!───否!
『M.O.手術』(モザイクオーガンオペレーション)である。
[2]次話
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