十八章 幕間劇
ころの任務内容
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「脱出経路も確認したし、もう人質を確かめたら普通に逃げれば良いよね・・・・」
「おう、どうした新入り」
「す。すみません。道に迷っちゃって・・・・」
「おめぇは御蔵入同心だろう。こんな所ウロウロしてたら大目玉だぞ。ほら行った行った」
「はーい。ありがとうございます。・・・やっぱり普通に歩いてたら無理か。けどここからなら、人質のいる屋敷まで植え込みが続いてるはずだから・・・・。あと少し・・・・っと」
「なあ。今日の番が終わったら、呑みに行かねえ?」
「お、いいねぇ・・・・」
「・・・・ふぅ。あともうちょっと。聞いた話だと、この向こうに・・・」
とガサガサ音が聞こえたので気付いた足軽。
「誰だっ!」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「に・・・・にゃーだんべぇ」
「何だ猫か」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「って上州弁で鳴く猫がいるかーーーーーーーーーーっ!」
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「だ、脱出経路は用意してあったから、逃げるのは問題なかったのですが・・・・」
「そりゃバレるだろうな・・・・」
「は、はひ・・・・・っ。こ、ころちゃん・・・・・・っ」
「ひよは笑いすぎ・・・・・」
「ひっく・・・・っ。だ、だって・・・・・にゃ、にゃーだんべぇって・・・・じょ、上州弁で鳴く猫って・・・・・はひ・・・・っ!」
「だって、ずーっと上州弁の真似しようって必死だったから、つい出ちゃったんだってばぁ!」
「だ・・・だよね・・・・。ほんとはさっきまでの場面も・・・・ここで言ってないだけで、はひ・・・・全部、だんべぇって・・・・ひーっ!」
あーあ、ひよ。とどめになっているぞ、ころ。
「んもーっ!ひよは笑いすぎーっ!」
「だ、だって・・・・おかしいから・・・・はひ、苦し、苦しい・・・・っ!」
「だったら、別に上州弁にこだわらなくても、東海道辺りから流れてきて、少しだけ箕輪で仕事してました、とかの方がよかったのでは?」
「あ・・・・・」
「あははははははっ!ああもう、ころちゃん、変な所にこだわりすぎだよーっ!」
「う、うるさいなぁ!もぅ!」
「まあそのおかげで、重要な情報を手に入ったんだからな。笑ってはダメだぞ、ひよ」
「そういう一真様も、笑うの我慢しているんじゃないのですかーっ!」
「そんなことはないぞ」
「にゃーだんべえ」
「・・・・ふん。どうだ、笑っていないぞ」
「一真様より、ひ
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