暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十八章 幕間劇
ころの任務内容
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「なるほど・・・・」

「俺、逃げようかなぁ・・・・五日目だけど」

「俺ももうちょっと呑気な所に仕官したかったわ。この先、明らかに負け戦だしなぁ・・・・」

「越前とかはどうなのかねぇ」

「ああ、あそこの朝倉殿は出来たお方って聞くな」

「あう・・・・越前は危ないです・・・・」

「そうなのか?」

「何でも、鬼が暴れているとか・・・・」

「ははは。鬼とはまた大きく出たな!」

「それこそ酔っ払いの戯言だろう。景虎様の神様仏様を呼び出すのよりひでえぜ」

「ほ、ホントなのですよぅ!」

「まあいいや。鬼が出たならそれこそ鬼退治してやりゃいいんじゃねえか?」

「桃太郎さん。きびだんご下さいよ」

「よし犬、付いて来い!新入りもどうだ」

「わ、私は遠慮しときます・・・・」

「俺が犬なら、お前は猿かな」

「猿はなおのこといいです・・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「・・・まあ、実際に見た事ないんじゃ、鬼の話は信じないな」

まぁ、俺の方が美空より強いけどな。護法五神を使役するなら、こちらは護法善神のオンパレードだ。それに護法五神も、美空より俺の方が従うというし。

「それで、その二人はどうなったの?」

「そのあと必死に説得したんだけど、今度は駿河でひと旗揚げるって言い出して・・・・」

「アホなのか、その二人は」

アンテナが低いというか、あまりにも情報少なすぎだろう。まあ、普通ならそれが精いっぱいなのだろうけど。実際に見た俺達も信じられない事だったけど、俺が神を召喚した時点で信じられないことだし。噂だけで信じろというのは無茶振りだな。

「けどそう考えると・・・・日の本に安全な所って、どこにもないんですね・・・・」

「まあそうだけどな」

京や越前はあんな感じだったし、越後はごたごた、関東方面も駿河は信虎の手に落ちている。無事なのは中国地方や九州地方だろうな、ただ単に知らないだけだから大変なのかは分からんが。ザビエルはあっちを通って越前まで来たと考えられる。

「早く何とかしなきゃいけませんね・・・・」

「そうだな・・・・」

「けど、その人達はともかく、上手くいってるじゃない。人質の場所も聞けたんでしょ?」

「うん。先輩の言う通り、倉の隅でよくご飯を食べている人達が人質の番をしていたから・・・・差し入れを持って行って、ちょっと教えてもらっちゃった」

「・・・・そこまでは順調か」

「何で失敗したの?」

「あはは・・・・。場所も聞けたので、ついでに二人のいる所を実際に確認しようと思ったんですけど」

ーーーーーーーーーーーーー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ