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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十八章 幕間劇
ころの任務内容
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の聞いていない!大活躍じゃない!」

「そんな事ないよ」

「俺も詳細は聞いてないな」

報告があったのは、城の状況と人質についての事務的な話題だったし。

「聞きたーい」

「ひよ・・・・」

「俺も聞きたいな」

「一真様まで・・・・」

「聞きたいですよね、一真様」

「そりゃそうだろうよ」

まあ、本当は色々と聞いていたけどね。小型盗聴器で聞いていたけど。肩を寄せ合った俺と、その向こうから覗き込んでくるひよの視線に、ころは小さくため息を吐いた。

「じゃあ・・・・ちょっとだけですよ?」

「身分は・・・・上野国から流れてきた浪人という事にしました」

「設定どおりだな」

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「御免」

「へい、いらっしゃい」

「適当に食べられる物を頼む」

「はいはい。・・・・お客さんも仕官したくて流れてきた口かい?」

「ああ。上野から来たんだが・・・・」

「上野ねぇ・・・・。あの辺の人達とは随分喋り方が違うね?」

「・・・・俺は武蔵に近い辺りの出だから、連中とは訛りが違うんだよ」

「ころちゃん、俺なんて言ってるんだ?」

「うるさいなぁ・・・・。ちょっとくらい偉そうにしとかないと、バカにされちゃうんだよ」

「そんなもんかね。まあ、越後でも場所によって言葉は違うけどねえ」

「・・・・あの辺りの連中も上野から?」

「らしいよ。上野はどこかの武将のお取りつぶしでもあったのかね?」

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「で、ちょうど良かったからその上野の人達の近くに行って、何となくですけど上州の言葉を覚えたんです」

「上州弁ってどんな感じ?」

「・・・・・・・」

「ね、ころちゃん」

「・・・・まあ、それはいいじゃない」

自分で振っといてそれはないのでは?

「俺も聞きたいのだが」

「一真様まで・・・・」

「だって気になるじゃない。聞かせてよー」

「うぅ・・・・。わ、笑わないでよ?」

「笑わないよー。ねえ、一真様」

「ころが頑張って覚えたんだから、ぜひ聞かせてほしいな」

「い・・・・・一回だけですからね」

まあ、あのときは録音してたのを、トレミーで聞いたときは笑いそうになった。あれは、ころにとっては言いたくないものだしな。

「そ・・・・そうだんべぇ」

「・・・・・・・・・・・・っ!」

「笑うなよ、ひよ!」

「・・・・・・っ」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・
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