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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十八章 幕間劇
ころの任務内容
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レなんだよなー。この情報は詩乃たちには流していない。

「せっかく頑張って春日山の情報も仕入れてきたのに、ここで時間がかかったら意味がないですね」

「そうだな。ころも頑張ってくれたし」

「あ、あの・・・・一真様?」

「何だ?」

「でしたら・・・・頑張ったご褒美、頂けませんか?」

「褒美?」

「聞きましたよ。この間、ひよと二人で遊びに行ったんですよね・・・・?」

「遊びではなく、買い物の手伝いをしただけ」

「そうだよー」

「あれも褒美ではあるが、何がいいんだ?」

今の一真隊は表では長尾家から支援で成り立っているが、裏では空間にたくさん持っている。俺の小遣いは尾張や美濃では少なかったけど、金を創造するのも容易いからと、予備で創ったことがあった。

「お金で買える物ではなくて、くっついていいですか?」

「食事中だから、行儀が悪い」

「で・・・ですよね・・・・・・」

行儀が悪いが、今はひよところしかいないからな。そうやってしょんぼりされるとな。

「まあ、ここにはひよしかいないから。ひよは注意はしないよな?」

「どうしよっかなぁ・・・・?」

「ひ、ひよぉ・・・・」

「ふふっ。冗談だよ、ころちゃん」

「じゃ、一真様」

「ったく、行儀の悪い子だ。・・・・来い」

そんな子を甘やかすのは同罪なのかな?

「えへへ・・・・一真様にくっつける事、最近減っちゃいましたから・・・・」

はにかみながらのころを軽く招けば、肩にかかってくるわずかな重み。

「一真様・・・・あったかいです」

「そりゃここは寒いもんな」

元々俺の体温は高いほうだけど、ころがくっつくとそう言うと思ったし。

「うぅ・・・・ころちゃん、いいなぁ・・・・。一真様」

「ころ次第だな」

「だって、ひよはこの間、一真様と二人でお出かけして、たくさん可愛がってもらったじゃない」

「うぅぅ・・・・。じゃあ、口止め料!」

悪い事を覚えてどうすんのさ。

「もう。しょうがないなぁ・・・・そっちだけだよ?」

「えへへー。一真様」

「だったら、ひよも来い」

ころのくっついている反対側も、暖かいひよの身体がしがみ付いている。

「一真様、ころちゃん、あったかーい」

「うん。私もあったかいです。一真様」

「俺もだよ」

弁当を食べながら身体を寄せ合うなんて、行儀は悪いが、こういう温もりもたまにはいいだろ。

「そういえば、春日山ってどうだったんですか?一真様」

「まあ色々あったな。俺たちは町の調査で、ころは一人で城に侵入したし」

「え、一人でだったの!?」

「そうだよ」

「ちょっと、そんな
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