十八章
諜報活動最終日×撤退
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らの情報で小波たちは無事に拠点に辿り着いたとのこと。ということで、大量の催涙弾を発射してから、空間にあるバイクを出してから、僕たちを神界に返した。そして、催涙弾が投下中に俺は走り去った。
神社の隅に腰を下ろしていた沙紀は、隊長を待っていた。そしたらころがきた。
「沙紀さん」
「ころさんですか、まずは報告を聞きましょう」
「先程終わりました。今は詩乃ちゃんたちが検討に入っていますが・・・・まだここで待っているのですか。一真様の事を」
「はい。それが私の仕事ですから」
アレックス達からの通信で、私が派遣されました。そして、バイクと隊員は空間の中に入って行きました。トレミーの格納庫に。小波さんがここに到着されてから随分と時間が経過しましたが、隊長は戻ってきてはいません。バイクなら、それほどかからないはずですが。
「すみません。私のせいで・・・・」
「気にしないでください。殿は隊長が望んだこと、それに聞いたところによりますが、女神たちは怒っていたと聞いております。無礼打ちで罪のない者を切り捨てたことで」
「そうだったのですか。だから、一真様は自ら殿を望んだのですね」
と小さく頷き、ころさんは私の隣へと腰を下ろします。
「一真様は大丈夫でしょうか?」
「あんな雑魚に遅れを取るほど弱くありません。で、鞠さんたちは?」
「鞠ちゃんと綾那ちゃんはもう寝てしまいました。小波ちゃんは一真様を探しに」
「そうですか・・・・」
と反応があるとトレミーから来ましたね。恐らくもうすぐここに来るはずです。綾那さん達はらしいといえばらしいですかね。私たちがここに到着した後、一葉様や桐琴さんも隊長の事を心配してる様子はありませんでしたね。それはきっと、隊長の実力を知ってるからでしょうね。
「沙紀さん」
「分かっています」
今回の調査はこちらでもやりましたが、こちらも極秘任務でした。城の構造やどこに何がいるかまでを把握しましたし。隊長を回収するのは、私たちの仕事でもありますから。一真隊が出る役目ではありません。おそらくですが、向こうは隊長たちの事を景虎派の間者か城に盗みに入った賊だと思ったのかと。そうさせるためにも、一葉様たちに援護は要請しませんでしたし。おっと反応が近いですね、たぶんエンジン音を無音状態にしてるのでしょう。
「ころさんもそろそろ休んでください。疲れていますでしょう?」
「ですが、『疲れていると顔に出てますよ。年長者の指示に従いなさい』はい」
といって、ころさんは歩いていった。おそらく寝るところに。で、しばらくしたら、バイクのライトが見えたので、隊長が戻ってきたようだった。隊長のところに行くと、敬礼をしたあとに思わず抱き着いてしまいました。そのあと報告を
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