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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十八章
春日山城下潜入
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と思わせた。これで精査されても問題はなかろう」

まあ、知らない名前の人物に頼んだのだから、たぶん夢のおつげで出てくるだろうな。

「あと、もう一つ、ころ殿の仕官に対する推薦状も用意したのですが、お願いできますか?」

俺は任せろと言い、もう一つの推薦状も偽物から本物にグレードアップした。

「出来たぞ、ころ。これを使え」

まあ、とりあえずただの香具師として目立たないよう振る舞って、何かあればこれを頼れか。

「ねえねえ小波ちゃん」

「なんですか?」

「あのね。この宿は大丈夫なの?」

「そういえばそうだったな」

一応声を小さくして話していたけど、ここは大丈夫なのだろうか。朝起きたら敵兵だなんてシャレだけは嫌だね。

「ふふっ・・・・さすが鞠様。よくぞそこにお気付きになられましたね。ここは秋子様よりお教え頂いた旅籠で、直江様の遠い親戚の方が経営なさっているそうです。昨日の内に備えもしてありますし、他より安全かと」

秋子には本当に感謝だな。あと小波も色々準備してくれたようだし、この任務は絶対に失敗はできないな。

「とはいえ警戒はしておかないとな。警戒はしつつも、必要以上に緊張はしないでな」

「一真様は難しい事を言うです」

「つまり、いつも通りでいいって事だよ」

「わかったの!」

緊張しすぎたら、逆に怪しまれるしな。いつも通りにしてた方が一番安全だしな。

「では、諸君。早速動くとするか、ころ、一人で大丈夫かい?」

「書状さえあれば、何とかなると思います。上野の訛りは・・・・何とかしてみます」

「喋り方も注意だな。普通の会話だとバレるか、俺達は旅芸人だから大丈夫とは思う」

「わかったのです!」

というわけで、早速行動を開始した俺達。小波は春日山城周辺と夜に城に忍び込む方。ころは城内での調査。俺たちは旅芸人を装いながら、この町の調査を始めることにした。俺は旅芸人に合せた服を着て行ったけどな。ちなみに俺は座長でもあって芸人でもあるという設定。
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