十八章
拠点となる神社
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もおらず、少々荒れておりますが、一真隊の駐留も問題ないだろうとのことです)」
「(連絡ありがとよ。三人にはお疲れと伝えておいてくれ。特に桐琴と小夜叉には着いたら相手してやると伝えておいてくれ)」
「(はっ!お任せ下さい)」
「(で、小波の方はどう?)」
「(もうすぐ春日山に入ります。ご主人様はいつ頃こちらに?)」
「(今の所順調だ。明日か明後日には入れると思う。とりあえず例の神社に到着してから、雫の状況次第だ)」
雫の段取りはしっかりしてるから、向こうは問題ないはず。
「(承知いたしました)」
「(小波も気を付けろ)」
「(はっ!)」
はきはきとした返事を残して、小波の声は聞こえなくなった。この世では、一真隊では小波無しではならん存在だな。黒鮫隊では、野郎どもと俺は通信機だけど、IS部隊の者達はオープンチャネルかプライベートチャネルがあるから、小波みたいに念話で飛ばせるんだよな。
「小波ですか?」
「うむ。桐琴と小夜叉と雫から連絡があって、秋子から教えてもらった神社の調査は終わったんだと。情報通りだ」
「ああ、三人を見ないと思ったら・・・・」
「では、このまま進めば夕方には着きますね」
「秋子には世話になりぱなしだ」
「そうですね。地図も補給もしていただいていますし」
「地図まで・・・・・?」
最初は黒鮫隊での補給をしていたが、やはりこの世とは合わないらしくてな。結局長尾勢に補給を任したんだったな。金はあるとして、地図も重要な戦略物資のはずなのでは。部外者に渡して良い物ではないと思うんだけど。
「美空殿は反対だったようですが、秋子さんが、それでは私たちの仕事がしづらいだろうと、用意してくださったのです」
「なかなか気が利くねぇ」
「単純に気が利く人で済ませて良い物かどうか。・・・・我ら一真隊が仕事に失敗したときに、言い訳しそうな事柄を全て潰していっているようにも見受けられますし」
「マジで?」
「補給も完璧。早合はさすがに無理でしたけど、言っていた玉薬もそれなりに融通してくださいましたし、軍資金はこちらで用意してあったのですが予備にと用意してくれましたし、兵糧もかなり余裕を持って調達してくれました」
「それに地図の他にも、町内の有力者、協力者への紹介状など、至れり尽くせりですから」
「という事は・・・・万が一お役目に失敗したときは、無能な野良犬でしたと土下座して謝るしかないということですな・・・・一真様が」
「それはないな。俺の勘によれば、成功はするさ。それに一真隊が失敗したとしても黒鮫隊がいるからな。既に調べているだろうよ、あと神が土下座はシャレにならんと思うぞ。幽」
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