まえがき
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いかがわしい原稿を田中先生の名前で公表するなんて、田中先生と銀英伝に対する冒涜にほかならない。
そんなことにかかわるなんて、まっぴらごめんだ。
「でも……。この名作が、このまま埋もれてしまうなんて……」
友人は、うずくまってむせびなきはじめた。
「わかった、わかった。じゃあこうしよう。インターネット上には、アマチュアたちが“ぼくの考えたもうひとつの銀英伝”を公開できる場所がいくつもある。そこに、お前が書いた二次SSとして投稿すればいいのだ」
「いや、そんな田中先生の埋もれた未発表作品をおれの名前で投稿なんて……」
「”ホンモノの未発表原稿”だってこだわりを捨てられないなら、おれは協力しないぞ」
「……わかった。それでいい」
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私、尾張三郎が本作品をこの暁に投稿させていただくに至る経緯は、ざっとかいつまんで述べると、以上のとおりである。
この物語は、私、尾張三郎、友人の伊勢トモノリのいずれが書いたものでもない。
友人は田中芳樹先生本人の原稿だと信じ、
私自身は姓名不詳の銀英伝ファンが書いたと考える手書きの文章を、
私、尾張三郎が入力し、
田中一郎のペンネームにより、2次SSとして投稿したものであることを、明らかにしておきたい。
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