マクロスF
0780話
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ん。ですが、アクセルさん。後でちょっと時間を貰えますか? お話ししておきたい事がありますので」
「ん? まぁ、これから数日程は色々と忙しくなるだろうから少し後になるが、それでもいいか?」
「……はい」
何やら決意を込めたような目で俺へと頷くオウカ。俺がいない期間で随分と大人っぽくはなったが、それが関係しているのか。……もしかして恋人が出来たって話か? それを兄代わりに近い俺に報告するとか。そうなると誰だろうな。シャドウミラーで相手がいない男となると、真っ先に思い浮かぶのはイザークだ。年齢的にもそれ程離れていないし、これが最も可能性が高いだろう。
次点で同じ実働班のムウといったところだが、ムウの場合はナタルがいるしな。ムラタは年齢の関係でまず無いとして、ギルフォード……は、コーネリアに対する忠義ぶりを考えるとどうだろうな。
整備班だとすると、フィリオはツグミが、ロイドはセシルがいる。マードックも年齢の問題でアウトだろうし。
ああ、別にシャドウミラーのメンバーであるとは限らないのか。SEED世界、ギアス世界、ネギま世界にも独身の男はいるしな。
ともあれ、その辺の話についてはフロンティア船団との交渉やら何やらが一段落してからだ。
「ともあれ、さすがに今日すぐに交渉という訳にはいかない筈だ。向こうにしてもこの宙域にいるのは、あくまでも新統合軍とS.M.Sでしかない。政府機能が存在しているアイランド1はここから離れた場所に待機しているしな。何かがあるにしても、少しは時間があるだろうから、それぞれ戦闘の疲れを癒やしてくれ。……ただし、エザリア。お前は俺と一緒にS.M.Sのマクロス・クォーターまで来て欲しい。向こうで艦長のジェフリーと顔合わせをしておいた方がいいだろう」
それに、シェリルを迎えに行かないといけないしな。
その辺については理解しているのか、レモンを始めとして4人全員が満足そうに頷いている。もっとも、スレイはまだ若干頬を赤くして大人しいままだが。
『私が? ……いや、確かに顔合わせはしておいた方がいいでしょうけど、新統合軍の方はいいの?』
ん? 口調が固い状態から普通に戻ってきたな。
「ああ、新統合軍はあくまでもフロンティア船団の護衛でしかない。それに比べるとS.M.SはPMCとして色々と有名な会社だしな。所属パイロットの腕もそれなりの奴等が揃っている。それに、なんと言っても俺が世話になっていた会社だ。さすがに礼は言っておきたいし、もし取引をするのならある程度の融通は利かせたい」
『そう、ね。分かったわ。出来れば、レオン・三島とやらに会っておきたいと思ったんだけど……それは後でも構わないしね』
なるほど。確かにレオンがシャドウミラーに所属するとなると、実質的にはエザリアの部下になる。…
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