第1話 最高で最悪
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側にあったんで拾っときましたが四季夜さんのですか?」
そう言う鈴仙の手には鞘に入った刀が握られていた。
「あぁ、ありがとう」
「四季夜さんが倒れてたのを見つけたのは私なんです」
「そうかありがとうな」
「いえいえ…あとこれを」
「ん?なにこれ?薬?」
「はい…なんの薬か分からないですが」
「なんの薬か分からないのに患者に出すなよ…」
「す…すみません!!すぐに師匠に聞いてきます!」
なんか悪いことした気分じゃん…。
「いやいいよ…せっかくだし飲んでみる…なんかあったら頼んだよ」
「い!いけませんよ!」
ドタドタドタ!
「うどんげ!蓬莱の薬知らない?!あ!それ飲んじゃダメ!!!」
「うぐ?!ゴクン…………………………………………」
「師匠?!」
「四季夜くん!今すぐ吐き出しなさい」
「ウグッ!グハッ!カハッ」
なんだ?!急に体に激痛が…体が…焼けそうだ…焼ける…熱い…。
「四季夜くん!四季夜くん…四季夜…四…ん」
どんどん…声が遠くなる…。
「う…ん…」
「目が覚めましたか!」
「鈴仙か…ん?なにがあったんだ?」
「師匠…ほんとにすいません…」
「ま、終わったことをこれ以上言っても仕方ないわ…、四季夜くん…よく聞いてね」
「なんかヤバいことしました?」
「あなたは蓬莱の薬を飲んでしまった…蓬莱の薬は世でいう不老不死の妙薬…それを飲んだら最後不老にして一生死なない。」
「え?…え??え??なんでこんなもんがこんなところにあるのーーーー!!????!!!!??」
「ほんとにごめんなさい!四季夜さん!」
「はぁ…いいよ…鈴仙のせいじゃない…鈴仙はちゃんと聞きに行こうとしてたけど俺が勝手に飲んだんだから」
すると永琳がかがみを渡してきた。
「髪が白くなってら…はぁ…やれやれ」
「あなた…これからどうするの?」
「どうって言われても…元いた世界には戻れないだろうしここで生きてくよ」
「「元いた世界?」」
「あぁ…俺はこっちで言う外来人とか言うやつらしい」
「…え?じゃ…」
「じゃ?」
「じゃあ今すぐ吐き出しなさい!!!」
そう言って俺の肩を掴んで揺する。
「だーかーらーもう遅いんでしょー!」
寝起きに脳をシェイクとか笑えないワロエナイ。
やっとひと段落ついたみたいだ。
「俺これからどうしようなぁ」
「どうって…どうするの?」
「はっはっはーわかんね…博麗の巫女は?」
「さぁ…先代は亡くなったみたいだけどまた新たにちっちゃい巫女がいるらしいわよ?」
「名前は?!」
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