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東方喪戦苦【狂】
十九話 白夜
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近づいて目の前でしゃがみ、白夜の手の甲にゆっくりと顔を近づけてそこに口づけをした。


「こんなのはどうだ?とても明快で分かりやすいだろ?」

白夜は、そこで初めて笑い、言った。

「…理解した」

そして狂夜は、立ち上がって言った。

「さて、じゃあこれから頼むぜ?」

「…理解した。」

しかし、その最中、異変は、起きた。


狂夜の身体が男に…元に戻った

狂夜は、自分の身体の変化を見て一つの可能性を見つけてしまった。


(まだ…一日たっていないのに元に戻った!?馬鹿な…この術は、神那でさえ自由には切れないぞ?切れるとしたら術者自身の…)


(死…)

狂夜は、白夜に向かって言った。

「すまねぇ!!行くところができた!!」

そう言って狂夜は、自分が来た道を戻った。










その『可能性』を否定する為に…
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