十七章 幕間劇
越後の龍からの問答
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どうして?」
「縁だろうよ。知り合うんだったら情報くらい欲しいだろう」
「そうね。それに私の用事も済んだから、退屈しのぎにはなったからもう帰っていいわよ」
「そうか?俺はいや俺たちは美空の色んな事が知れてよかったと思っている。こいつらもな」
俺の周りにいる帝釈天たちも頷いた。こういうことは、心の内は知らないからな。聞くにも、美空では話せないし喋れない。それに美空の物言いは悪意を感じないし。今の所は、無能とは思っていないよだ。
「何?女の子と話せれば誰でも良いの?」
「その前に『可愛い』を付けろ」
「良く回る口ね。そうやって妻にする者を言い負かしたのかしら?それと天下御免の条件?」
「俺がではなく、女の子側からかな。それに好かれる体質らしいし、それに本妻は一人だけど妻を全部数えると結構な数だぞ」
「女の子側ねぇ。それと好かれる体質というのもどうなのかしら。ちなみにだけど妻だけで何人いるのよ?」
「えーと。正室は一人で側室は百人以上だ」
「三桁って!どんだけいるのよ?」
「その内の百人は黒鮫隊の女性隊員だ。一緒に働いていく内に俺のことを好きになって結婚したけど」
「いきなり三桁になるなんて、人間不信で寺に籠りそうだわ・・・」
本当はもっといると思う。この世界に来てからは、神界にいる女神たちが俺のことを好きである事も。
ここにいる帝釈天たちもそうだけどな。すでに行為をしている訳だし。普通に考えるとあり得ないかもしれないけどな。あの北郷一刀も、妻は50人いて全員連れ帰ったらしいと聞く。
「・・・・まあ、あなたがどういう者かはだいたい分かったわ。情報が集まったらまや呼ぶわね」
「ああ。情報が多いほど、俺達に勝機はあるからな」
「期待してるわよ。それとありがとう。帝釈たちに、従うように言わせて」
俺は何も言ってないけどな。美空のことが知れたから、呼ばれたら従うと言ってたし。人の気配を感じたので、帝釈天たちを半透明から姿を見えなくするようにした。
「た、ただいまっす・・・・」
「あら、お帰りなさい。二人とも」
「一真隊への補給、終わりました」
「ご苦労。それより聞いたわよ、柘榴。抜け駆けで一真隊に道場破りに行ったんですって?」
「うわバレたっす!犯人は一真さんっすか!」
「ううん。松葉」
「黙っててって言っといたっすのにー!」
「それより、どうだった?ウチの連中は?」
「ああそうっす!あいつ何なんすか、あのちっこい槍使い!」
「どっちだ?」
「なんだか殺る殺る言ってる方っす!」
うーん。どっちだろう。綾那も小夜叉もどっちも言いそうだな。でも、補給のときにいたから綾那かな。
「ええっと・・
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