十七章 幕間劇
越後の龍からの問答
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周りには帝釈天と四天王がいるからだ、召喚されたのではなくな。我を兄と慕うからなのか、まるで妹が増えた感じだ。妹設定にしたのは我ではないけど、たぶん帝釈天たちなんだろうなとね。他の者は主様や創造神様が多い。
「あ、一真様、じゃなくて創造神様」
松葉に連れられて陣を離れると、そこでは補充物資を届ける黒鮫隊の者たちと受け取る側のひよところ。あと、小夜叉もいた。
「あ、一真じゃねえか。と、その格好だと創造神と呼ばなきゃいけないだっけ?」
「呼び方は自由だ。だから、我が姿を変えたからと言って無理に呼ぶ必要はない。それよりどうして小夜叉もいるのだ?」
「森一家の補給もやってくれてるから、母が顔出しに行って来いといわれてな。将来の棟梁になるんなら、自分の目で見てこいと母と各務に言われてな」
あー、なるほどな。あと詩乃に案内させたのは、戦国最強の方か。桐琴はやらないだろうな、でもやりそうな雰囲気はありそう。
「あら、一真さん、そのお姿は!?」
「秋子か。先ほど神界から戻ってきたばかりでな、美空が呼んでいるらしいから、警戒を込めてこの姿になっている。あと戦闘以外は名前で呼んでくれて構わん。ひよもだ。一々創造神様だと空気が重くなるから」
「それならよかったですけど。あと、黒鮫隊の皆さんから補給をしてもらっているのですが、どうしても無い物がありまして。秋子さんにその他の補給をとお願いしたら通ったので」
「そうなのか?ちなみにどんなのだ。玉薬か」
「はい。ひよさん達に聞いたら、ないと聞きましたのでこちらから補給をさせておきました。協力する以上は必要な物は補給しとくように、御大将から」
「そうか。こちらから礼を言いたい。ありがとう」
「い、いえ。神様に頭を下げられると、バチが当たりそうなので。玉薬も貴重なのですが、鉄砲はもっと貴重なので」
玉薬がないとただの棒だしな、こちら側だと。我たち側はそんなのは必要ないし。
「それより松葉ちゃん。柘榴ちゃんは?」
「いつもの悪い癖」
「・・・そう。それと・・・・御大将はどうだった?」
「まだ平気。普通にしてる」
「そう・・・・。なら良かった」
御大将=美空のことなんだろうな。まだ平気とはどう言う事だろうか。小声って事は、我たちからは聞かされたくないってことだろうな。
「すみません、ウチの若い衆がご迷惑をお掛けしているようで」
「多分大丈夫だと思うぞ。ウチにも柘榴と同じ性格がいると思うから、気にしないでくれ」
「・・・・ああ」
「ンだ?何かやってんのか?」
「一真様。悪い癖って?」
「柘榴が我の隊の所で腕試しをしていると思う。今頃、綾那とやっていると思う」
「え・・・・大丈夫なんですかそ
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