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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十七章 幕間劇
心の天秤
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はないし、俺もまさか地面から来るとは思ってもなかったからな」

もしかして、敵の発見を遅れたから食事来なかったのかな。それにあれは誰の責任はないことだ。地の精霊が教えてくれなかったら、もっと被害は出ていたし黒鮫隊のおかげでもある。あと小波のお家流もな。

「全てが小波のせいではない。それに小波の活躍もあって、ここまで来れたんだから。一緒に食事に行こう」

まあ、一乗谷での活躍は小波のもあるけど。神の力を使っての回復なども俺がやってきたからな。医療知識と経験もあるけど、神の力の一つである回復をやっちまえば手っ取り早いし。黒鮫隊医療班がいたらやってないけど。殺菌消毒も現代では当たり前なんだけど、ここでは魔法のように見えるかもしれないしな。回復もそうだけど。

「そうですね。それにあの時私は奥義を使ったあとなのに、一気に回復しましたし。またいつでも、戦場にて身命投げ打つこと叶います」

「一応言っておくが、それ神の目の前じゃないと思って言ったつもりか?なら言っとくが、例え死のうとも俺の目の前では絶対に死なせない。あとは、簡単に命を捨てようとすることに腹が立つ。命を大事にしないと、俺や他の神もそう言うだろう」

「・・・・・・・・」

「俺達は死ぬために戦うのではなく、生きるために戦うんだ。小波も命を大事にしろ」

「・・・・・・・・」

小波は困った顔になる。一つは俺が神仏の類なのか、簡単に捨てることができると言ってしまった後悔。もう一つはなんだろうな。

「ご主人様の命令はいつもとても難しい・・・・」

「なぜだ?生きてくれということが、難しいのか?」

「・・・・・・・・」

小波は黙っていたが、まあいいだろうよ。答えはもう分かっていると思うし。

「さてと、皆が待っているからな。一緒にご飯食いに行こう」

「あ、あの・・・・」

「んー?皆には言えない話でもあるの?」

「・・・・・(コクッ)」

「それが終わったら飯に行こうな」

「・・・ありがとうございます」

といって、小波の隣に座った。何だろうな、大事な話とは。

「・・・・・・」

しばらく黙っていたが、小波は思い切るように深い息を吐く。

「・・・・ご主人様。葵様・・・・松平衆は次の戦、春日山城攻めには参戦致しません」

「その事なら、歌夜から聞いたが」

歌夜からの話で何となく分かっていたが。

「金ヶ崎の退き口で、大きな痛手を喰らったからしばらくは兵を休ませいたい、だろう?」

「・・・・・・」

「本当の理由は戦力の温存だろう?」

「・・・・(コクッ)」

「けど、それで責めるわけにはいかんさ」

「・・・・・・」

「このあとは何が起こるか分からない戦だ。どん
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