暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十七章 幕間劇
ひよと買い物×未来の嫁
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。南蛮料理を食わせようじゃないか」

「だったら、準備大変ですよー。今は梅さんも雫ちゃんも、八咫烏の二人や一葉様や双葉様も。それに久遠様や結菜様も・・・あ、お市様や和奏さん達も!」

「ふむ。そういうと思って既に考えてある。大人数で食える料理を作ってやるよ」

とレシピを考えていると、声が聞こえた。

「あ、一真なのー!一真、ひよ、おかえりなさいなのー!」

「鞠か、ただいまだ」

「ただいまです、鞠ちゃん!」

「ひよ、楽しかったの?」

「うん。・・・・それと、ありがとね」

「いいの。一真と一緒でひよが怖くなくなったのなら、それが一番いいの!」

やはり、鞠も分かっていたようだな。人生長いと何となくだが分かるんだよなー。

「うん。もう大丈夫だよ。ホントにありがとう!」

「鞠もありがとよ」

「ううん。ひよが元気ないの、鞠も嫌だったの。ひよの怖いのがなくなって、鞠も嬉しいの!」

「あ、そうだ。お土産にお団子買ってきたから、後でみんなで食べような」

「わーい!お団子なの!一真、ひよ、大好きなのー!」

俺の空いた手をきゅっと掴んで、鞠は神社に向けて元気よく走り出す。

「ほら、早く帰るのー!」

「分かったから、そんなに引っ張るなよ」

「ほら、急いでくださいよ。未来の旦那様♪」

「あいよ。この先の未来でもよろしくな、未来のお嫁さん」

「もちろんですっ!」

一番星の輝く空の下。帰路を急ぐ二人に負けないように、俺も皆の元へと走り出すのであった。
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