十七章 幕間劇
ひよと買い物×未来の嫁
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てからな。あれがなかったらこうすることもできなかっただろう。そしてそのままキスしまくった後は。ひよが落ち着くまで身体を抱きしめていたけどな。
「ね・・・一真様ぁ」
「なんだい?」
「もう少し・・・・こうしてて、くれますか?」
「別にかまわんよ。好きな人といた方が帰りが夜になっても怖くないだろう?」
「はい・・・一真様」
俺に身を寄せている小さな身体は、震えていないし怖がってもいない。なので、癒しの力を解除してからこのままにしてた。それにキスをしていたときに、妹と恋人どっちがいいと聞いたらどっちもだと。
「お兄ちゃんで、恋人で、いつか旦那様な人がいてくれるんですもん・・・・三倍心強いです」
旦那か、この世界では無理かもしれない。でも拠点なら何とかなるな。それに俺は決めたんだ、この子もそうだけど俺に好意を持っている子や仲間になった子や力を合わせてくれる子は、必ず助けると。世界が消滅になりそうだったら、その子たちを連れてトレミーで脱出する。足軽とかは無理だけど、八咫烏隊は特例だな。
「今の私は、恋人でもあるしいつかですけど旦那様と呼べる日が来るのですよね」
「そうだな」
「・・・確か堺に行ってた頃に、ころちゃんや詩乃ちゃんと、いつか一真様のお妾さんになれたらいいねと話してたら沙紀さんが、『叶わぬ夢だとは思わないでくださいね』と言ってましたけど。夢は諦めない物なんですね」
「そうだな。人の夢には希望があると聞く。それを叶えるために神が見届けているとも聞く」
「それって、一真様が私たちの夢を叶えたということですか?」
「さあな。それは俺も分からないけど。でも久遠も結菜も妾だ、今はな」
と考えている内にイチャイチャしてから帰ることに。街道を歩きながらの帰り道、神社の手前まで着く頃には夕方から夜になっていた。時計を見ると見事に夜だなと。
「今日は一真様と一緒にいられて、楽しかったです」
「俺も久しぶりにひよと二人で楽しかったけど、今度から悩み事があったらいつでも言ってくれ。いつでも聞いてやるからな」
「はいっ!」
と言いながら手を繋いでのんびりと歩いていた。こういうのはいつぶりだろうと。拠点のときは、人数が多かったから暇なときはデートしてたもんな。
「あと、次はころちゃんと三人がいいです」
「そうだな、こっちの手が空いてるし」
で、ひよが森のことを怖がるのは隠してたらしいけど。ころには気付かれていたんだと。まあひよところは、俺よりも付き合いは長いからだろうし。ちょっとした仕草で分かったのだろうと。
「早く美濃に戻りたいですね。そして一真様の料理が食べたいです」
「そういえば、最近はころに任せっきりだったな。落ち着いたら、俺の料理を
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