十七章
長尾勢と交渉
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やめてー!」
「御大将が壊れたっす!」
「毘沙門天の加護が無くなるとうちらはただの長尾勢になる」
「それとさっき言ったわよね?お試し期間だって」
「それは言ったし、撤回はしない」
それが今は第一歩なわけだ。それにしてもこいつらと契りを無くすのがホントに嫌そうだな。あのお家流があっての美空だしな、それにこいつらは完全に美空と嫌ってはいない。ただ俺の悪口は許さないと。
「・・・なら、さっさと戻って出陣準備しておいて。・・・・近々、ここから出るわよ」
「なるほど。春日山城に行くわけか、たった今からお試しはとっくに始まっているわけか」
「そういうこと。一真隊が使い物になるかは、もう始まっているんだからね」
「分かったよ。一葉、幽。俺達も戻ろう。帝釈天たちは?」
「しばらくは兄様の周りにおります」
「にいにの力になりたいの〜♪」
「そういうことなのよ、お兄ちゃん〜♪」
と言いながら、俺達は戻る。これから先、激しい戦いの予感を感じたのであった。あと帝釈天たちは、人の目では見えないようにしといた。長尾の兵が見たら、逃げ出すかもしれないからな。
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