十六章 後編
我の戦い
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「さてと、そろそろお前たちも行け。ここからは俺達の戦いだ」
「わかりました。ですが、死なないでください」
「分かってるよ。俺の愛しい者がいるんだ、それに武士は死に場所を欲しがるようだけど、俺はそんなの欲しくない!生きて、未来を切り開く!それが俺の使命だ。さぁ行け、ここから先は行かせないからな」
「綾那参上なのです!って何か空気が違いますね。何かあったですか?」
「なんでもない。綾那の出番もあるが、ここではない。お前たちには生きてもらわないと困るんでな。後ろで聞いている桐琴に小夜叉もだ。お前らが死ぬところはここではないぞ」
「バレたか。武士の死に場所は本望だが、一真にはさせてほしくないんだろう?だったらワシたちは、こいつらを守りながら行ってやるよ」
「オレもだ。一真が守りたかった者たちを送り届けてやるよ!けどなぁ、死ぬんじゃねえぞ一真」
俺と桐琴と小夜叉は拳をぶつけ合い、そして森の二人は森衆を率いて行った。
「さてと早く行け。加賀を抜け、越中を抜け、日の本の包む闇を払え!」
「共々よ!撤退するぞ!」
「「「応!」」」
行ってしまったが、黒鮫隊も退避させた。ここからは俺の喧嘩だ、誰にも邪魔はさせねえよ。先行組は、透明のままだがいずれ撤退命令を下すだろう。その前に鬼を叩くか、まあ俺達と言ったが実際は俺だけ。
「・・・・・さて、来たな。閻魔に愚痴聞かれるがしゃあないな。こいつらを処刑させるか。お前ら、俺の身体が欲しいのか?そんなに欲しければの話だがな。俺の名は織斑一真!またの名を黒鐵!お前らを塵にすべくここに参上した。そして真の姿を見よ、大天使化!」
大天使化になったことで、前にいた鬼達は光の毒により塵になった。髪と服は金色になって、目の色は緑と青のオッドアイ。そして翼は6対12枚ので翼も金色。
「この光は魔を消滅させる光だ、お前らにとっちゃー毒だが俺には関係ないんだよー!さてと我を滅するのであれば掛かってこいやー!」
神の咆哮に誘われるように数千の鬼が牙を剥き、肉を寄越せと来るが。聖剣を持った左手で、たったの一振りで塵になって消滅した。今の状態は擬態ではなく真の姿である聖剣エクスカリバーである。
「武士の誇りを捨てた外道に触れさせわしない。閻魔の所に大量に送ってやるから覚悟しな!神の力、とくと味わえやー!」
聖剣で、近づく鬼を一閃しながら、我の力で聖剣に力を集めての斬撃を放った。それだけで数百は塵になったであろう。そして地の精霊に力を借りて、人型のゴーレムを創る。ゴーレムは手には剣を持ち、そして鬼の軍団に行った。ゴーレムと言っても素早さは早い。
「どうした。テメェらの力はこんなものか?」
そしてゴーレムが消えると今度は炎と風での攻撃をした。神炎とトルネ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ