暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十六章 後編
神の鉄拳×松平の無事
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が妙見菩薩のなら、こちらは本物の神の力を使うまでだ」

「見よう見真似ですか。さすがですね、あと先ほどの飲み物で身体も回復しましたが。あれはどういう飲み物で?」

「余も気になっていたところだ。あんな飲み物はこの世には存在しない物だと思っていたが」

「あれは神の力の一つである回復の力を飲み物にした物だ。製造方法は俺しか分からないから、あまり大量生産出来ないからな」

そして走り出してから、葵が無事のことを祈りながら走る。夜空に瞬く星々は、大地で繰り広げられる殺し合いでもあるが、おそらく神界にいる天空神の応援なのか。星が輝きながら、神界にいる者たちの応援の言葉が聞こえる。妙見菩薩や帝釈天と四天王たち。それを見ながら俺たちは走りながら数十分。

「お、前方に旗が見えるぞ!」

「二つ引き両の旗なのっ!」

「おう、ようやく追いついたか」

走りながらの鬼達への攻撃をしながら、俺たちは走った。ちなみに馬な。俺の後ろには小波が俺の腰に捕まっているけど。そしてようやく足利衆の最後尾を視界に捉えた。林の中で少し開けた場所には、一真隊&黒鮫隊と足利衆の旗。あとその場所には。

「ご主人様!殿の・・・・殿の馬印が!」

「やはりか、森一家がいたとなれば松平衆も近くに居ると思っていたぜ!」

俺達の旗の隣に翻っていたのは、世にも有名な金扇の馬印だった。

「よかったな、小波」

「はい・・・・!はい・・・・!」

何度も頷きながら、小波は喜びを噛みしめるように腰に回した腕に力が入る。行方不明ではあったけど、俺も俺達も良かったと思っている。

「鏑矢を放ったのは松平衆であったか・・・・」

「そうだな。強さを誇る松平衆が援助要請をしたとなれば、相手は強敵か大軍だったかだと思うな」

「うみゅー、どんな敵なのかなぁ?」

「お頭ぁーっ!」

「あぅぅ、一真様ぁ!よくぞご無事でぇ!」

『隊長!』

馬から降りて、黒鮫隊の指導のもと、一真隊、足利衆、森一家を率いたようだった。俺は先行組を者達一緒に、ハイタッチをしながら回った。あとレノックスたちも。

「今、松平衆を襲っていた鬼を、みんなで協力して押し返しているところです!」

「よっしゃ!すぐに態勢を整えてから行く。なので、もう少しだけ頑張ってくれ!」

「「はいっ!」」

「一真、なかなか早かったな」

「小波と一葉のお家流と俺の力での三連発だったからな。さすがの鬼達もビビっていたけどな。だけど、まだ追ってくるから。ここは森一家で頼む」

「分かった、おいクソガキ!」

「おーぅ!後ろから来る奴らをぶっ殺せばいいのだよな母ぁー!」

「そういうこった。・・・・後ろは森一家の狩り場にするぞ。いいな、一真」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ