十六章 後編
お家流×神の力
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」
「むっ・・・・!?」
「なるほど。あれは手か、いや拳か」
小波の叫びと共に、天空に現れた巨大な拳。まるでオベリスクの巨神兵みたいなあの技みたいだった。
その拳が、俺たちの前にいる鬼達に向けて轟音と共に落ちていく。俺や一葉も何とか立っていられたが、ただの足軽だったら立っていられないほどの地揺れと、吹き飛ばされそうなほどの衝撃波を発生させて、拳は地にいる鬼達を押しつぶした。
「というか、妙見菩薩かよ。酒飲み友達だったが、小波のお家流のとはな」
六百はいたであろう鬼達は、空より振ってきた拳に押しつぶされて息絶えた。
「なかなかの威力じゃな。主様の攻撃並みじゃの」
「そうだな。まあ俺も出来ないことではないけど」
「なかなかの威力だけど、体力持ってかれているな。あの技は」
で、倒れた小波に野郎どもに渡したドリンクを飲ませた。すると光出して、技を出す前に戻ったけど。
「なるほどの。あの技は威力が高い分、身体に負担かかるわけじゃな。だが、主様のおかげで身体に支障はないだろう」
「はい。ご主人様のおかげで、この奥義を出す前になりました。ありがとうございます、ご主人様」
「さてと、鬼との間にできたから。一葉、トドメは任せるぞ」
「うむ!主様も剣の分身体を創ってくれ」
「わかった!」
力強く頷いた一葉は、鞘から刀を抜いて地面に突き立てた。俺は剣を持ちながら創造の力を発動。小波の奥義であるお家流の次は、一葉のお家流だ。鬼達はあれだけのことなのに、仲間の鬼達を見向きもせずに俺の剣に向かってくる。一葉の隣で、集中するが近づいてくる鬼にはIS部隊が、迎撃をしてくる。その間に次々と創造させる。
「一葉も準備を頼む。俺も一葉を守りながら戦ってやるよ」
「うむ。その言葉だけで、力が湧くものだ!」
「背中は守らせてもらう。行くぞ!」
俺は黄金の氣を練って解放したが、一葉は白く輝く氣を解放させた。
「須弥山の周りに四大州、その周りに九山八海。その上は色界、下は風輪までを一世界として、千で小千世界、その千で中千世界、更に千で大千世界。全てを称して三千大千世界、通称三千世界と云う。余の知るところの刀剣よ。余の知らぬところの秋水よ。存在しながら実在せぬ、幻の如き宝刀よ。今、その存在を星天の下に顕現させ、余と余の愛しき人と一緒に、存分に働いてみせい。子狐丸よ、歌仙、妙法村正よ。吉音が宝刀、暁丸よ。詠美が愛刀、蒼穹丸よ」
名を呼ぶごとに、一葉の周りに浮かぶ刀たちだけど。今懐かしいのを聞いたな。吉音と詠美が持つ刀も召喚したのかよ。すげぇよ。吉音と詠美が聞いたら驚くぞ。俺も驚いているが、黒鮫隊の者も驚いている。あの刀は、拠点にいるはずの吉音と詠美の刀だとな。俺は俺で聖剣を呼び出す
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