十六章 前半
小休止×周囲に鉄砲の音
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
まっている。照明弾と鏑矢を撃ち、一真隊ここにありと示す。旗も立てて、力一杯雄叫びを上げよ!俺達はここにいるとな」
「そうすれば、鬼まで呼び寄せることになりますよ?」
「確かに危険だが、俺達の武装なら問題ない。それに、力を合わせれば何とかなるだろ」
「そうです・・・・そうですよお頭!みんなで力を合せれば。きっと、なんだって出来ちゃいます!生きるために。生き延びるために。みんなの力を合わせて、鬼をやっつけましょう!」
ひよは熱く語ったから、皆のやる気にもなった。俺達より後ろにいる黒鮫隊を、こっちに来させてから言った。
「数は力だ。集まれば大きな力にもなるだろうし、孤立している部隊は不利のままだ」
「理に適っていますね。それに一真様と飲み物のおかげで、兵たちは全回復をしましたから。それに私たちには黒鮫隊がいますから」
「よし。一葉、行けるな?」
「うむ。余は主様の恋人であり、先の未来では妻になる者だ。主様に従うのみ」
「幽は?と聞かなくても大丈夫か」
「はっ。それがしは公方様の盾。主が戦うのなら、その横で戦うのみ」
小波と烏と雀にも聞いたが、大丈夫だと。俺のおかげで、体力と気力、あと鉄砲はまだまだ撃てると。
ひよは、生き延びるためなら何だってやるとな。正直、黒鮫隊無しだったらきついが。まだ皆は余裕の顔をしている。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ