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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十六章 前半
小休止×周囲に鉄砲の音
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まっている。照明弾と鏑矢を撃ち、一真隊ここにありと示す。旗も立てて、力一杯雄叫びを上げよ!俺達はここにいるとな」

「そうすれば、鬼まで呼び寄せることになりますよ?」

「確かに危険だが、俺達の武装なら問題ない。それに、力を合わせれば何とかなるだろ」

「そうです・・・・そうですよお頭!みんなで力を合せれば。きっと、なんだって出来ちゃいます!生きるために。生き延びるために。みんなの力を合わせて、鬼をやっつけましょう!」

ひよは熱く語ったから、皆のやる気にもなった。俺達より後ろにいる黒鮫隊を、こっちに来させてから言った。

「数は力だ。集まれば大きな力にもなるだろうし、孤立している部隊は不利のままだ」

「理に適っていますね。それに一真様と飲み物のおかげで、兵たちは全回復をしましたから。それに私たちには黒鮫隊がいますから」

「よし。一葉、行けるな?」

「うむ。余は主様の恋人であり、先の未来では妻になる者だ。主様に従うのみ」

「幽は?と聞かなくても大丈夫か」

「はっ。それがしは公方様の盾。主が戦うのなら、その横で戦うのみ」

小波と烏と雀にも聞いたが、大丈夫だと。俺のおかげで、体力と気力、あと鉄砲はまだまだ撃てると。
ひよは、生き延びるためなら何だってやるとな。正直、黒鮫隊無しだったらきついが。まだ皆は余裕の顔をしている。
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