十六章 前半
撤退戦
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ける。
「むー。お水、あとちょっとで無くなっちゃいそうなの・・・・」
「水は一大事ですなぁ。・・・・食料はひとまず、各自所持しているもので、二日三日は保つでしょうが」
「折角、ちゃんと用意してたのに・・・混乱の中でぜーんぶ捨てて来ちゃって・・・。勿体ないぃぃぃ〜・・・」
「鞠、水筒を貸して」
と言って、水筒を貸してもらったあとに空間に突っ込ませてから、しばらくすると水一杯の水筒が現れた。
「何で水が一杯なのー!」
「みんな忘れていない?上空に俺たちの船があることを」
「あ、忘れていましたな。確か船には水があるのでしたな」
「あと食料もな。玉薬はまだ余裕があるだろう、雀」
「はいはい。まだまだ余裕でーす!お兄ちゃんたちのおかげで、まだまだ撃てまーす」
食料と水があるから、まだまだ余裕だけどな。あとは越前脱出までどれぐらいかかるかが問題だな。俺達が殿をしたおかげで兵もまだいるけど。
「小波、この周囲の状況を探ってきてくれるか?」
「承知!」
「気を付けて。絶対に戻ってきてください。・・・・私たちの生命線になるためですから」
「・・・そうやって、自分のことを心配してくれる。そんな方々が居てくれるこそ、必ず戻って来れます。あなた方とまた笑い合いたいから」
と言って行ってしまった。俺は通信機で左翼に行った者たちに通信してみたら無事とのことだった。ただ兵はやはり減っているとのこと。だけどサバーニャ隊とジャスティス隊で攻撃した後に逃げていると。俺は通信したあとに、ドリンクを空間切断で左翼にいたはずの隊員に渡した。これで野郎どものは大丈夫と。
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