十六章 前半
撤退戦
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兵を鼓舞するか。・・・・その意気やよし。主様、幽、鞠。余らも死力を尽くそうぞ」
「もちろんなの!鞠たちが頑張っている間に一真の合図で、梅ちゃんたちを助けに行くの!」
「ですな。・・・・では意気揚々、歌でも吟じながら、死地へと赴きましょうぞ」
俺は黒鮫隊を集めていた。俺達には俺たちのやり方があるからな。
「野郎どもはアサルトライフルで、IS部隊はジャスティスで格闘戦をしながらのサバーニャで乱れ撃ちだ」
『了解!』
「まずは俺からだ。行くぞ、炎術と風術!風炎刃の舞!」
風の刃が舞うように動いて、聖なる炎で鬼達をバッタバッタ倒す。そしてサバーニャで乱れ撃ちのあとに、手榴弾で爆破させる。
「うわー、凄いなの!」
「これが主様たちの戦い方か。だが、こちらに漏れてきた場合は斬るしかないな」
俺達が撃ち漏れた鬼は、一葉や幽、それに鞠が次々と斬って行く。倒れゆく鬼達ではあるけど、俺たちが次々と撃っていくので、地面に出てきたと思ったら撃たれた鬼もいたけど。血を流し、銃の威力で断末魔をあげながら倒れていくが、俺たちが撃ちまくる。鬼達の表情は安堵したかに見えていたけど。そして、道筋が開いたので、後ろにいる一葉たちに言った。
「詩乃たち、行け!俺達の事は構うな。未来を切り開け!」
その道を指さしながら、俺は叫ぶ。
「は、はい!小波さんは私たちの護衛を頼みます」
「承知!」
「詩乃!俺の旗を上げながら進め!」
「はっ!」
俺の旗であるライガーゼロファルコンの旗を目印にして、集まる。
「八咫烏隊!鉄砲を撃ちかけよ!」
「おーっ!」
「・・・・・」
烏の指揮の下、八咫烏隊が素早く隊列を組んで一斉に発砲する。
「今です!八咫烏隊が広げた道を駆け抜けます!全軍突撃ーーーーーーーーっ!」
詩乃の指揮の下、俺達黒鮫隊が、開けた血路に全戦力を投入し、鬼を押し戻して行く。槍上手の者は槍を繰り出し、弓が上手い者は、後方から進路上の鬼を狙撃していく。押し包まれる度に、俺たちが発砲してからの八咫烏隊と一真隊の鉄砲隊が発砲する。鬼が怯んだすきに、俺達が狙撃する。その間に、前進する。前も後ろも、右も左も四方に囲まれているが俺達には関係ない。
「くそ、こんなところで・・・。母ちゃん、おれ、もう」
「諦めるな、俺の隊の者たちよ!」
言いながらも剣で斬りまくり出来るだけ、仲間達を助けながら行く。そして、IS部隊によるビットやビームブーメランで攻撃しながら、進んでいく。それなのに、仲間の屍を乗り越えて進もうとする隊の者たち。
「サバーニャ隊は乱れ撃ちまくれ、包囲を突破する!ジャスティス隊は、格闘戦術で斬りまくれ!皆の者、未来を切り開くためにもここで負けてはい
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