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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十六章 前半
各衆の鬨の声
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ーーーーーーーーーース!』

「よろし!先鋒はあの森一家だし、その後ろには松平衆とか居るけど、ウチだって負けてられないっしょー!」

『おーーーーーーーーーーーーーっ!』

「良いお返事!じゃあみんな!北近江最強と呼ばれる浅井衆の力、天下に喧伝しちゃおっかーーーーーっ!」

『うぉおおおおおおーーーーっ!』

「それじゃ、突撃ぃーーーーーっ!」

「は、はは・・・・はぁ・・・・。市が棟梁になった方が、ウチの連中は力を発揮するんじゃないの・・・・?」

眞琴はため息を吐いたが、市に続いて行ったけど。一方その後ろの本陣ではというと。

「先鋒、次鋒ほか、各陣営より鬨の声が上がりました。そろそろ戦端が開かれるところでしょう」

「デアルカ。・・・・」

「いよいよ、ですね・・・・」

「そうだな。・・・・金柑よ」

「はっ」

「貴様はこの戦いで何を望む?」

「え・・・」

「・・・いや由ないことを口にした。貴様は貴様の思うとおりに動けば良い」

「・・・・・・・・・はっ」
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