十六章 前半
一乗谷への突破口
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きに考えればいい」
とは言っても、一乗谷の入り口は二つだけ。南と北のみ。戦いはかなり厳しいと思われる。それに両脇には峻嶮な山が連なっているらしく、北の入り口からの侵入は飛騨を通って、越中、加賀より至る道はないそうだ。でもまあ、何とかなるだろう。前向きに考えれば入り口は一つなんだし。
「入り口は一つしかないとなると、大軍の持ち味が発揮出来ません。力押ししか方法はないですね」
「まぁ一葉様が如何に前向きであろうとも、嫌な地形であることは違いありませんなぁ」
「時間があるならば、南北の出入口を長期に渡って封鎖し、兵糧攻め・・・・と行きたいところですが」
「それだと凄く時間がかかるぞ。2年はかかるんじゃないのか?」
「人命を無駄遣いするよりはマシでしょう」
「だけど、俺達の隊にはやりかたなんてたくさんあるし、だいたいいつも空からだろうに。それも短時間で終わらせる方法もね」
まあ、俺たちにかかれば例え谷越え山越えだろうと関係ない。空を飛んでやるか、ミサイルで落とすかのどちらかでやると思うが。だが、この時代に居る以上は、そういう作戦はしたくないしな。織田勢の力だけで何とかしたいものだ。
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