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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
十五章 幕間劇
夜食
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「それより、弁当食っていいか?」

「はい。どうぞ」

「お弁当ですか!今日は誰が作ったです?」

「ころだって聞いたけど」

「ころですか!」

と綾那の元気な声を聞いてから、俺は弁当箱の蓋を取る。

「・・・・・・・・」

一杯に詰まったご飯に注がれるのは、綾那の熱い視線だった。

「・・・・・・・・」

箸を取れば、綾那の視線は自然とそれを追うように。

「綾那?」

「なんですかっ?」

そんなに食い気味に視線を注がれると困るんだがな。

「ほら、綾那。あんまりじっと見てたら失礼でしょ。・・・・すみません、一真様」

「それはいいんだが・・・・」

「良い匂いです・・・・」

「そうね。ころさんのお料理、美味しいものね」

「ん?ころの料理、食べたことあるのか」

「すみません。実は京や小谷にいたときも、綾那と一緒に遊びに来たことが何度か」

ふーん。そうなのか。でも、俺の料理はころのよりもっとうまいけどな。一度ころやみんなに食べてもらったら、やはり落ち込んでいたとか。女のプライドを粉々にさせるとか。

「まあその時は、俺も誘ってほしかったよ」

「一真様もお忙しいですから。・・・・だから今日も、ご飯がこんなに遅くなってからなのでしょう?」

「俺の場合は、回る所も多いし。直属部隊である黒鮫隊の長でもあるからな」

一真隊の仕事は大半は丸投げだけど、黒鮫隊の仕事はしっかりとやっている。明日の戦についての作戦会議や、何班か分かれるときも分断するとか。あとは照明弾の色とか信号拳銃を各人に配るとかな。

「そうして気を配ることも、なかなか出来ることはではないと思いますよ」

「それならいいけどな。ありがと」

「・・・・いえ」

歌夜が言った瞬間に腹が鳴った音がした。誰かと思ったら綾那だったけど。

「あぅぅ。良い匂いかいでたら、お腹空いたです・・・・」

「って、綾那。私たちはもうお夕飯は食べたでしょ?」

「ころのご飯は別腹ですよー」

「もぅ・・・。そんなこと言うと、一真様が食べづらいでしょ」

「別にかまわんが、一緒に食べる?」

「いいですか?」

「皆で食べた方が美味しいだろ」

おそらく一人で食べた後は、トレミーに戻っての仕事か寝るだけだし。それに明日のこともある。そういう意味では二人がいて助かるな。話し相手がいるから。

「でも箸が一膳しかないよ」

「ふぇ?一真様が食べさせてくれないですか?」

「それでいいの?」

「それがいいですっ」

「え、ちょっと、綾那・・・・っ?」

「まあいいか。で、何が食べたい?」

そう聞くと俺の弁当箱を凝視している。

「ええっと、え
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