第1部 ゼロの使い魔
第2章 ゼロの使い魔
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マンからこの世界のことを聞いた。
どうやら、ここはトリステインという国らしい。
そして、この場所はトリステイン魔法学院という魔法を学ぶ場らしい。
オスマンがウルキオラにある提案をしてきた。
「ウルキオラ君…君に一つ提案があるんじゃが…」
ウルキオラは少し驚いたが、聞いてみることにした。
「なんだ?」
オスマンは真面目な顔で答えた。
「ミス・ヴァリエールの使い魔になってくれんかの?」
オスマンがそう言った瞬間、コルベールとロングビルは口を揃えていった。
「「オ、オールド・オスマン!!」」
「それはこの女の下に付けということか?」
ウルキオラは霊圧を解放し、威嚇した。
その瞬間、大気は震え、部屋は地震が起きたかのように揺れた。
「ま、待っておくれ!なにも奴隷のように仕えろと言っているわけではない…ミス・ヴァリエールの手助けをして欲しいのじゃ!」
ウルキオラはそれを聞いて霊圧を抑えた。
霊圧を抑えたので、大気の震えは止まった。
オスマンを含めた四人は安堵した。
「そうか…まあ、この世界でやる事もないしな…いいだろう…使い魔になろう。女の世話は二度目だ」
その言葉にルイズは驚いた。
「え?ほんと!?私の使い魔になってくれるの?」
「ああ、それで、俺は何をすればいい」
ウルキオラが使い魔になる事に疑問があるのか、コルベールが口を挟んできた。
「な、なぜ貴方ほどの力を持った人が…」
「ただの暇つぶしだ」
ウルキオラとコルベールの話が終わるのを見て、ルイズが言った。
「じゃあ、先ずは私の部屋に行くわよ」
「なら早く案内しろ」
ウルキオラはルイズより先にドアに手を掛け、オスマンに向かって言った。
「失礼する」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
バタン…と、ドアが閉められ、部屋にはオスマンとコルベール、ロングビルが残った。
オスマンが口を開いた。
「ミス・ヴァリエールはとんでもない奴を呼び出したもんじゃな…」
「ええ…そうですね…私は、今日ここで死んでしまうかと思いましたわ…」
コルベールはそそくさと退散しようとする。
それを見たロングビルはコルベールに質問する。
「あら、どうしたんですか?ミスター・コルベール?」
「いえ、ちょっと調べたいことがありまして…これにて失礼します」
「そうですか…」
バタンとドアが閉まり、部屋を静寂が支配した。
「それで、オールド・オスマン?」
ロングビルは少し怒った様子で言った。
「な、なんじゃ?」
オスマンも心当たりがあるのか、どことなく余裕がない。
「またネズミを使って、
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