第1部 ゼロの使い魔
第2章 ゼロの使い魔
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
た奴を十刃という」
「あんたもこの十刃…なの?」
「まあな…そして十刃はその名の通り十人いる。そして殺戮能力が高い順に一〜十の数字が与えられる」
「ということは…一の数字を持つ十刃が一番強いということですか?」
「ああ…そして十刃はそれぞれ人間を死に至らしめる死の形を司っている」
「人間を死に至らしめる…死の形…ですか?」
「ああ…そうだ…第10十刃から順に、憤怒、強欲、狂気、陶酔、破壊、絶望、虚無、犠牲、老い、孤独だ」
「虚無!?…虚無ですって?」
ルイズは驚いたように言った。
「どうした?…虚無に何か思入れでもあるのか?」
「虚無は我々の世界では失われた魔法なんじゃよ」
「そうか…だが俺たちの世界では魔法ではなく、死の形だ。貴様らの言う魔法とは根本的に違う」
「そのようじゃな…」
ウルキオラは映像を止めた。
「分かったか?」
「うむ…実際にこうして見せられてはのー…」
「そうですわね…信用に値すると思います」
「そうか…」
少しの沈黙があった後、ルイズが口を開く。
「あ、あんたは…その…十刃ってやつなんでしょ?」
「ああ」
「じゃあ、あんたは一体何番目なの?」
ルイズがそう言うと、コルベールが口を開く。
「確かに気になりますな…」
「あれ程の魔力を持っておるのじゃ…一か二辺りが妥当じゃろう」
オスマンはウルキオラにディテクトマジックを放っていたので、ウルキオラの魔力量を知っていた。
オスマンがそういうと四人がウルキオラを見る。
「まあ、教えてやってもいいか…」
ウルキオラはそういうと、服のファスナーを下ろした。
すると、胸元の穴と数字がみえる。
まず、胸の穴に視線がいく。
「あ、穴が…。い、痛くないのですか?」
「これは虚になる時に失った。痛みはない。生命を維持する上で問題もない」
「そ、そうですか…」
「本当に人間ではないようじゃの〜。」
「ああ」
次に、左胸に刻まれた数字に目を移す。
「え…四…ですか?」
「な…」
「四…じゃと…」
「四…ですって…」
どうやら、ウルキオラの力はルイズたちには大きすぎたみたいだ。
「ああ、第四十刃 ウルキオラ・シファーだ」
驚きの余り、四人とも呆然としていたが、ルイズがあることに気づく。
「ちょ、ちょっと待って…四ってことは、司る死の形は…」
そして、他の三人も気づいたのか驚愕する。
「ああ、俺は第四十刃…司る死の形は…」
少し間を開けて言った。
「虚無だ」
その後、ウルキオラはオス
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ