暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos49悪夢を終わらせる力/解放の弾丸〜Zauberkugel〜
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、お前らはすっこんでろよ。それに、お前らよかルシルの方が強ぇしな」

「ええー、そんなこと言わずにー。私たちだってヤミちゃんを止めてあげたいもん」

「そうよ。ここでお払い箱だなんて納得いかないわ」

「ルシル・・・。ルシルも、私たちはもう用済みで、私たちの代わりに自分がやった方が良いと思うの?」

フェイトの悲しげな瞳にジッと見られるのは耐えられない、これだけは耐えられない。しかもうるうるとしているし。思いっきり抱きしめたい衝動に駆られた。しかしそれだけは今・・・、そしてこれからもやってはいけないことだと、理性で抑え込む。スッと目を逸らしつつ、「ヴィータ。なのは達にも手伝ってもらおう」と俺は彼女たち側へ付いた。

「「「やった!」」」

俺が味方に付いたことで喜び合うなのは達。その反面、「んだよ」と膨れっ面になるヴィータ。

「俺はあくまでベルカ式の騎士だ。ミッド式の使い手が必要と言うのなら、なのは達の方が良い。それに、彼女たちは強い。決して俺より下だなんて思えない」

これも未来への大事な経験値になるだろう。先の次元世界と同じ考えでいい。俺が出過ぎることなく、彼女たちを育てる方向で付き合っていけばいい。

「それでは、あとは皆さんが話し合って決めてください。私とアイルは早速作業に入りますので、決定したら連絡を。アイル、手伝ってください。レヴィ、あなたも一応」

「判りましたわわ」「はーい」

シュテル達がブリーフィングルームを後にする。と、「ごめん、ちょっと席外すな」はやてと、あの子に手を引かれるようにしてリインフォースがシュテル達の後を追って行った。きっと自分たちもどうにかして参戦できないか、と確認しに行ったんだろうな。
最後の夜天の主が、そして管制融合騎であるリインフォースが、今回の一件の最終決戦を不参加で終わるような結末は、俺たち八神家も納得していない。俺たち八神家メンバーはそれが解っているからこそ「いってらっしゃい」と見送る。

「そんじゃ、どうやって決めようか、ベルカ組は」

「あ? シャルロッテはハズレ決定だろうがよ。さっきもなのはに言ったように、これはうちらの問題だ」

「こればかりは譲れんな」

「確かにこれは八神家の問題でもあるだろうけど、管理局員として不参加ってわけには――」

「あたしやシグナム、ルシルだって今や管理局員だっつうの」

「1人はルシリオンだな。あとは、私かヴィータだが」

「だな。シグナム。あたしとお前のどっちかだ」

「ちょっと! わたしを勝手に脱落させないでよ!」

「それと、俺を勝手に加えるな。シグナムとヴィータでいいんじゃないのか?」

「ほら、ルシルが入らないなら、わたしが入る! そしてシグナムとヴィータのどっちかで決めれ
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